出版社内容情報
医療管理学(医療と患者を結ぶパイプの学問)を研究する著者が行った“死ぬのが怖くなくなる”授業。多くのマスコミも取り上げたこの話題の授業が1冊の本にまとめられた。思い切り生きて、笑って死のう!
死は自然なものである。だが多くの人は死を怖がり、病院でさえも死をタブーとする傾向にある。’92年、日本医科大学に日本初の医療管理学教室が作られた。そこで医療と患者を結ぶパイプの学問を研究している著者は、研究のかたわら看護学生に“死”を教えている。この講義が、“死ぬのが怖くなくなる授業”として評判になった。本書はこの授業の内容を101の話にまとめたもの。人生の最期を自分らしく迎えるための達観の書である。
目次
第1章 死の瞬間
第2章 死にゆく人びと
第3章 病気
第4章 病院
第5章 痛み
第6章 恐怖
終章 より納得して死にたいあなたへ
著者等紹介
高柳和江[タカヤナギカズエ]
日本医科大学助教授。神戸大学卒。1977年から10年間クウェートで小児外科医として辣腕を奮う。94年発足した「癒しの環境研究会」代表。02年、高齢者の尊厳ある生をサポートするNPO「21世紀癒しの国のアリス」を立ち上げ、日本を変える仕掛け人として活躍中
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