出版社内容情報
日の丸ニッポンを背負った英雄円谷幸吉、悲劇の死の新証言。
東京オリンピックで日の丸を! 日本陸上界の悲願は、円谷幸吉という不世出のランナーの出現で叶えられた。だが、それから4年後、円谷は自らの手で人生に幕を下ろしてしまう。自殺の原因は何か? 自衛隊という巨大組織とスポーツ選手としてのアイデンティティの軋轢に悩む円谷、そんな円谷を陰で支える女性、そして、円谷の人間形成に大きな影響を与えた厳父の密かな苦しみ。30年後の新証言を加えて、著者が悲劇の真相に迫る。
内容説明
東京オリンピックで日の丸を!日本陸上界の悲願は、円谷幸吉という不世出のランナーの出現で叶えられた。だが、それから4年後、円谷は自らの手で人生に幕を下ろしてしまう。自殺の原因は何か?自衛隊という巨大組織とスポーツ選手としてのアイデンティティの軋轢に悩む円谷、そんな円谷を陰で支える女性、そして、円谷の人間形成に大きな影響を与えた厳父の密かな苦しみ。30年後の新証言を加えて、橋本克彦が真相に迫る。解説・君原健二(メキシコオリンピック・銀メダリスト)。
目次
第1章 昭和39年、東京オリンピック
第2章 昭和15年、福島県須賀川町
第3章 こうき、小さな長距離走者
第4章 長距離ランナー、円谷幸吉の誕生
第5章 陸上自衛官、円谷幸吉二等陸士
第6章 青東駅伝、15人抜き
第7章 長距離走者、円谷幸吉の苦悩
第8章 日本記録の連発
第9章 オリンピックでマラソンを
第10章 東京オリンピック
第11章 英雄、円谷幸吉の忙しい日々
第12章 椎間板ヘルニアの手術
第13章 「幸吉はもう走れません」