小学館文庫<br> あなたの個人情報が危ない!―プライバシー保護とメディア規制

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小学館文庫
あなたの個人情報が危ない!―プライバシー保護とメディア規制

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  • サイズ 文庫判/ページ数 217p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094028874
  • NDC分類 316.1
  • Cコード C0195

出版社内容情報

住基ネット、メディア規制法案。これらは実は、現代版「治安維持法」だったのだ!政治家のプライバシー隠し、官僚の汚職隠蔽のための法案なんか、ぶっつぶせ。声高に叫ぶ、著名人ら23名の文章から、日本の危機がわかる。

 国民の個人情報を一方的に吸い上げる住基ネット、ジャーナリズムを窮地に追いやるメディア規制法案。これら法案を凍結、廃案に持ち込むために立ちあがった著名人たちの魂の叫び。反対運動はジャーナリストとして最後の使命という76歳の鈴木邦男、編著者・櫻井よしこをはじめ、佐野眞一、佐高信、田原総一朗、蟹瀬誠一、宮崎學から、住基ネットを拒否した山田宏杉並区長といった異色かつ、錚々たる顔ぶれ、23人の書き下ろし。国民一人一人の問題だ!

内容説明

住基ネットが二〇〇二年八月に稼働して、全国民に一一桁の住民票コードが付与された。多くの人が、自治体からの番号通知に違和感を持ったのではないだろうか。一方、こうしたIT社会に対応すべく、個人情報保護法案が国会に提出されている。しかし法案は、当初の目的と違い、メディアやジャーナリストの取材活動を制限する。いや、そればかりではない。「これは『治安維持法』だ」と叫ぶ声もあるのだ。個人情報はいかにして守られるべきか。国による規制を行う必要はあるのか。このテーマに深くかかわる二三人が、改めて問題の本質に迫る。

目次

第1部 住基ネット稼働す(桜井よしこ(ジャーナリスト)―コンピュータ時代に情報の漏洩は避けられない
山田宏(杉並区長)―なぜ杉並区は不参加を決めたか
清水勉(弁護士)―総務大臣に反論!接続拒否は違法ではない ほか)
第2部 国の狙いをどう見るか(沢地久枝(ノンフィクション作家)―連環するもの
宮崎学(作家)―規制すべきは国家による個人の管理
吉田司(ノンフィクション作家)―言論の自由を奪う、個人情報保護法案を廃案に! ほか)
第3部 メディアの現場から(田原総一朗(ジャーナリスト)―乗り越えるべきマスメディアの自己責任
佐野真一(ノンフィクション作家)―「内部告発」と「粘り強い取材」を封殺する二つの言論弾圧法
蟹瀬誠一(ジャーナリスト)―メディアをストーカー扱いし、国民の権利と自由を規制!? ほか)

著者等紹介

桜井よしこ[サクライヨシコ]
ベトナム生まれ。ハワイ州立大学歴史学部卒。「クリスチャン・サイエンス・モニター」紙東京支局員、日本テレビ・ニュースキャスター等を経て、現在フリージャーナリスト。『エイズ犯罪・血友病患者の悲劇』で大宅壮一ノンフィクション賞、『日本の危機』を軸とする言論活動で菊池寛賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。