出版社内容情報
偉大な喜劇役者が語り下ろした芸、笑い、人生、酒、女。
映画『社長シリーズ』や『駅前シリーズ』でおなじみの喜劇役者三木のり平は、実は『雲の上団五郎一座』や『放浪記』などをはじめとする出演・演出で活躍した舞台人でもあった。戦後日本の喜劇界に偉大な足跡を残したこの名優の芸、笑い、酒、友人、女などの全人生を、聞き書きの名手が構成した演劇的自伝。抱腹絶倒の一代記であるばかりでなく、今の“喜劇”と称するお笑いに対しての痛切な思いも語り尽くした遺言状でもある。
内容説明
偉大な喜劇役者の芸、雑学、酒、女。
目次
序章 ちっぽけ酒場
1章 けものみち
2章 コメディアン誕生
3章 社長漫遊記
4章 飲み打つ買う物語
5章 狢
6章 酔談粋談
7章 恋文
終章 大雪の夜
著者等紹介
三木のり平[ミキノリヘイ]
1924~1999年。東京生まれ。本名・田沼則子。日本大学専門部芸術学科卒。三木鶏郎らの「冗談音楽」に参加後、舞台やテレビ、「社長シリーズ」などの映画で活躍。数々の舞台の演出も手がけ、菊田一夫演劇大賞、読売演劇大賞最優秀演出家賞等を受賞
小田豊二[オダトヨジ]
1945年、旧満州(中国東北部)生まれ。エディトリアル・ディレクター。こまつ座「the座」編集長。早稲田大学卒。出版社、デザイン事務所を経て、85年こまつ座創立に参加。日本聞き書き学会会員・講師
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