新・ゴーマニズム宣言SPECIAL 台湾論

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  • サイズ A5判/ページ数 285p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784093890519
  • NDC分類 302.224
  • Cコード C0036

出版社内容情報

「戦争論」から2年、またも騒然の書、発刊!!

李登輝前総統、陳小扁総統との会見他、台湾を徹底的に取材すると、なんと日本が見えた! 日本人とは何か? 国家とは何か? この問題を解く鍵が日本の遺産を守り継ぐ隣国にあった! 小林よしのりが今世紀最後に問う衝撃作!

内容説明

「日本人」とは何か!「国家」とは何か!この問題を解く鍵が、日本の遺産を守り継ぐ隣国にあった。李登輝前総統、陳水扁総統と、とことん話して見えてきたのは日本の危機だった。なぜ凄絶な“国産み”を続ける台湾を描いたのか。衝撃のラストこそ日本人への激烈なメッセージだ。

目次

台湾で李登輝氏と会う
李登輝前総統の日本への愛
リーダーの資格、政治家の条件
台湾のアイデンティティーとナショナリズム
台湾人・血統民族か?国土の歴史か?陳水扁総統に会う
ハイテク産業と若者の夢
台湾の歴史
秘書カナモリの食べたい・わん
李登輝氏との再会〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

97
親日的な国と言われる台湾について一冊丸ごと書かれた一冊。この本で台湾入国禁止とかになる当時の雰囲気がまたすごかったんだな。李登輝元総統の立派さがよくわかった。2010/01/27

HIRO1970

46
⭐️⭐️⭐️おぼっちゃまくんのイメージが強く今まで手に取ることは有りませんでした。初めて読んでみて完全に食わず嫌いであったことが判明しました。これから興味のあるテーマは読んでみようと思います。2015/04/11

ひろき@巨人の肩

36
台湾史を分かり易く勉強できた入門書。まず著者の自身が尊敬する人物を表現する能力には敬服する。本書では李登輝総統と台湾本省人への敬意の念が溢れ出ており、読者も虜にする。戦前の我々日本人祖先の精神が、2000年前後の台湾に継承され、保存されていた経緯は興味深い。また台湾人のアイデンティーとナショナリズムへの着眼点は勉強になった。2000年に出版された当時の日本の状況と比較すると、16年間で日本人に愛国心が育まれてきていると感じる。著者の発信力、影響力、先見の明、いずれも素晴らしい。2016/08/27

Y2K☮

35
再読。2000年出版。台湾では1999年にも大規模な地震があった。当時の総統・李登輝の卓越したリーダーシップと実務能力に驚愕。尚且つ天性の明るさと絶妙なバランス感覚。クレバーで実直。読む度にこんな政治家が日本にいたらと思う。そして台湾の歴史と現在の姿から浮かび上がる戦前日本の真実と我々の目指すべき何か。たとえば正しい個人主義。公の精神を忘れた私欲主義に堕していなければ、我が道を究めるのは悪い事ではない。押しつけがましい愛社精神や愛国心で馴れ合うよりも健全。やっぱり台湾は最も近い存在であって欲しい「国」だ。2018/02/10

Y2K☮

25
李登輝が凄い。前向きな超行動型リーダー。考えてみればSARSの反省を活かした蔡英文のコロナ対策も成果を上げている(隔離違反への罰則など強権的という批判もあるが拡大を抑え込んだのは事実。日本の問題は政府がスウェーデン型の緩和政策で各自治体が台湾寄りの抑圧志向という点。マスコミはこの曖昧さにつけこみ、不安を煽って視聴率を稼いでいる)。最適解を出して行動に移す速さと実務能力の高さは李登輝と同じ。最初の対策がマスク配布でしかもなかなか届かない某国とは別次元。民主主義と先進国の弱点は決定と実行の遅さ。台湾に学ぼう。2020/08/16

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