出版社内容情報
人生の後半戦における「幸福」の正体とは
高齢化が進む社会で、シニア層と若者の互いの不理解が生む悲劇はあちこちにある。「昔は俺も」「まだまだ負けない」という意味のないプライドばかりが先にたつ暴走老人に辟易とする若年層が多いのも当然だ。
では、若者に尊敬され、共に社会貢献ができ、生きがいを持って生活していくためには何が必要なのか。
"強み"の心理学をベースに、読者が主人公と同時進行で「本当の品格」について考えていくことになる、これまでにない「体験型」自己啓発本。
主人公は世界企業でキャリアを築いてきた男性。彼が定年間近で得た職場には、鼻持ちならない年下の上司がいた。プライドが傷つき、若い同僚たちに毒づく日々。家に帰れば、言葉も交わさない妻が待っている。次第に怒りをまき散らすことしかできなくなった彼が向かったのは、90歳近い老人が待つ「よろず相談所」だったーー。
「果たせなかった夢」「残された時間」「人生における役割」・・・ふたりの対話が終わるころ、それぞれに大きな変化が訪れる!
人気漫画家ヤマザキマリさんも、「二人の会話を追うだけで、自分の中に滞っていた不純物の気配が消えた。凄い!」と絶賛!
小屋 一雄[コヤ カズオ]
内容説明
人生の後半戦に「幸福」は存在するか。何を求め、何に怒っているのか。「強みの心理学」を背景に続く、人生の意義を巡る対話が導く場所とは―。
目次
邂逅
傾聴
時間
強み
仕事
成長
自由
役割
仲間
約束
品格
未来
著者等紹介
小屋一雄[コヤカズオ]
1966年東京都生まれ。三菱自動車工業株式会社を経て、サンダーバード国際経営大学院にてMBA取得。その後、AIG、GM(ゼネラル・モーターズ)、ギャラップ社などでマネジャー職を歴任。GMでは、デトロイト本社で勤務し、中国などアジア市場でのマーケット戦略を担当。ギャラップ社では、日本法人立ち上げから参画しコンサルタントとしてグローバル企業をサポートした。2009年にユーダイモニアマネジメント株式会社を設立し、現在は強みを活かした人材育成、組織づくり、エグゼクティブ・コーチングなどに従事している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。