出版社内容情報
読んで心が軽くなる、処方箋エッセイ
「空気が読めない」「コミュ障」「役に立たない自分」……。本書は、そんな「生きづらさ」を抱える人たちへ贈る、処方箋エッセイです。
中学時代にいじめを受けて以来「生きづらさ」を抱え続けること二十数年、いまや「生きづらさ上級者」を自称する雨宮処凛さん。日々の中で編み出した「生きづらさに効く対処法」の数々を伝授します。「いかに人に嫌われるかを実践する」「子どもには、自分のダメぶりを積極的に見せる」「『効率』『スピード』『正確さ』は日本でしか通用しないローカルルール」などなど、厳しい毎日の中でこわばっていた心と体がふっと楽になるコツや言葉が満載。
白眉は、二匹の飼い猫たちと著者のエピソードの数々。誰の役に立たなくても、何の生産性がなくても、当たり前の顔で堂々と生きている猫たちの姿に衝撃を受ける著者。一方、大切な人を失って泣いている時に猫が救ってくれたことも。
読んで心がじんわりと温かく軽くなる、珠玉のエッセイ集です。
内容説明
この子と出会って私の人生は変わった。生きづらい世の中を生きやすくする、あたたかくて、柔らかくて、ふっと心がほぐれるエッセイ101篇。
目次
01 猫が教えてくれること(仔猫の肉球;近所の泥棒猫 ほか)
02 自分と仲良くする方法(自分と仲良くする方法;いかに人に嫌われるか ほか)
03 生きづらさを生きるコツ(孤独死防止協定;突然訪れた限界 ほか)
04 3・11に思う(震災直後のお葬式;真の意味での「自立」 ほか)
05 生きづらい社会で考える(いじめの記憶;条件つきじゃなくても ほか)
著者等紹介
雨宮処凛[アマミヤカリン]
1975年、北海道生まれ。作家・活動家。2000年、自伝的エッセイ『生き地獄天国』(太田出版/ちくま文庫)でデビュー。以来、「生きづらさ」や格差、貧困などの問題に取り組む。07年『生きさせろ!難民化する若者たち』(太田出版/ちくま文庫)で日本ジャーナリスト会議賞を受賞。「反貧困ネットワーク」世話人、「週刊金曜日」編集委員、フリーター全般労働組合組合員、「こわれ者の祭典」名誉会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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