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岩手は今日も釣り日和

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093883085
  • NDC分類 787.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

ゆったり癒しの釣りとアウトドアエッセイ

木の葉の間にきらめく沢、うっすらと霞む芽吹きの川、川面に漂う桜の花びら、そして水面を割って飛び出すイワナやヤマメ。東北のフライ釣り師、村田久の癒しのエッセイ集。大震災時の自身の体験、その後に歩いて渓相の変化を目の当たりにした川、釣りたいような釣るのがうしろめたいような釣り師たちの心境などにも筆が及ぶ。
釣りをしない人にも、沢からの風が感じられる名文。

内容説明

木立の間に見える白い沢のきらめき、霞むような芽吹きの森、山から降りしきるセミの声、きらめく水面に浮かんでくる遠い日の父のことば、弟の顔…。震災で失ったものの大きさを胸に刻みつつも、川を歩き、山にはいり、魚とやりとりをする。そんな一日一日が、釣り日和。

目次

惜別の川
揚げ雲雀
迷子になったヒカリ
しあわせな時間
雨あがり
古稀の秋
隠れ里のイワナ
リールを鳴らして
ものの怪
桜の木の下で
五月の谷川で
南部桐の咲く頃に
孫の夏休み
山蛭
種沢の行方
隠し沢
秋田県東成瀬村
病み上がりの五百メートル
玉蜀黍の夏
イワナの避暑地
舞茸
雨鱒

著者等紹介

村田久[ムラタヒサシ]
1942年、北海道生まれ。釣りをし、エッセイを書くとともに、アウトドアインストラクターとして講演やシンポジウムでも活躍。著書に『家を抜け出し、川に佇つ』(平成22年度岩手県芸術選奨受賞)(小学館)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ばんだねいっぺい

29
 岩手に住んでいながらこんな岩手があるのかといつも思わされる。上司は、雨上がりの蛇と熊の気配に、恐れおののき、釣りをやめたといったが、山蛭が出ようが、傍らに置いたおにぎり二つが神隠しにあおうが、昼間にコウモリを見ようが、誰かについて来られる気がしても、続けるのが本物ということかー。「種沢」という言葉を知った。大事にしたい概念だ。2019/02/09

むつこ

20
岩手県在住の釣りのエッセイ集。我が図書館ではスポーツの釣りのコーナーに並んでいた。最初の話が3.11の震災、内陸に住む人はそういうことを考えていたのだと興味深かった。川釣りをする人は山菜も好き。放射能汚染の風評被害に負けずに山の恵みをいただきたいものです。2015/06/11

kumonosuke

4
イワナの渓流釣りは技術的に相当な熟練を要すると聞いています。名古屋の居酒屋の女将は渓流釣の名人で、岐阜長良川上流で釣りあげた天然鮎を店でいつも食べさせてくれました。1匹では物足りず、いつも3,4匹を塩焼きにしてもらいました。天の恵みはほんとに有り難い。また、釣(海)に行きたくなりました。2013/09/26

渓流

0
地味だが滋味な味わい。が、本にして出版するほどのものでもない。直、山女魚の季節も終わるが、雨で釣りに出かけられないとき、ハードな釣行後の休養のひと時、寝転がって読むにはちょうどいいか。2013/09/22

鈴木正大

0
著者の釣の本は「定年釣師」に続いて2冊目。いずれも素晴らしい岩手の川を舞台にしており、首都圏の混んでいる奥多摩や丹沢の川から見れば天国みたいな処だ。2013/07/25

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