一瞬に生きる

小久保 裕紀【著】

小学館（2013/02発売）

• サイズ B6判／ページ数 288p／高さ 20cm
• 商品コード 9784093882842
• NDC分類 783.7
• Cコード C0095

出版社内容情報

ホークスを牽引し続けた男の、魂の記録！

弱小だったホークスを支え、常勝軍団に導いた、ミスターホークスこと小久保裕紀、初の自叙伝。2000本安打、400号本塁打を達成した栄光の裏にある、波瀾万丈の物語。
いじめられっ子返上のために野球を始めた小学生のときのことから、ほとんど全ての時期をキャプテンとして引っ張った、中学、高校、大学時代。そして、ホークス入団後の、本塁打王などのタイトル獲得、スランプ、けが。また、世を騒がせた脱税事件や巨人への電撃トレードの真相なども、赤裸々に綴る。さらに自身を成長させた様々な本や、メンタルトレーニングについても公開！ 後輩やベテランへのしかり方にまで言及。野球少年から、ホークスファンはもとより、第一線のビジネスパーソンにも役立つ、戦う男の魂の記録！

【編集担当からのおすすめ情報】
2012年のクライマックスシリーズ終了後から、小久保氏本人が書き続けた入魂の自叙伝です。朝5時から一日8～9時間、毎日休まず書き続け、書ききりました。小久保氏曰く「文章はごつごつしています」が、その実直さ、一途な思いが感じられる、人柄がにじみ出た文章です。どうぞ小久保氏渾身の一冊を手にとってみてください。

序章………………………………………5

第1章

内容説明

弱小球団への入団、度重なる大けが、ジャイアンツへのトレード…。傷だらけの中で達成した二千本安打。順風満帆でなかった野球人生を、どう乗り切ったのか。ミスターホークス・小久保裕紀、入魂の自叙伝。

目次

第１章　野球少年
第２章　プロを目指して
第３章　若鷹
第４章　メンタルトレーニングと読書
第５章　挫折と栄光と
第６章　ジャイアンツ
第７章　ホークスへの復帰

著者等紹介

小久保裕紀［コクボヒロキ］
１９７１年１０月８日、和歌山県和歌山市生まれ。和歌山県立星林高校から青山学院大学に進学。９２年のバルセロナ五輪には、選手中唯一の大学生として参加。９３年、青山学院大学史上初の大学野球日本一に主将として貢献。同年秋のドラフトで福岡ダイエーホークスに２位で指名され入団。９５年にホームラン王、９７年に打点王を獲得。福岡ダイエーホークスの主将として、９９年日本一、２０００年リーグ制覇を達成。０４年シーズンより読売ジャイアンツに移籍。１２年現役引退（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[黒瀬 木綿希(ゆうき)]

アマチュア時代からキャプテンシーの塊であり、怪我や球団フロントと闘いながらミスターホークスと呼ばれるまでになった男の自叙伝。球史を揺るがした巨人への無償トレード問題やそこに至るまでの過程が詳しく載っており、他にもメンタルトレーニングや球界きっての読書家としての考えを生かしている部分など参考になる部分が多数。小久保さん自身も出会いや考え方を重要視しており、それだけの気持ちの強さが無ければ度重なるケガで四百号本塁打も二千安打もなかったのかもしれない。人生で起こることは、すべてにおいて、必然、必要、ベストである

2019/12/07

[B-Beat]

◎著者については野球解説などで好感を抱いていたが、現役時代の「光と影」部分については詳しくは知らず状態。そこには小学校1年で野球チームに入部、野球の面白さに取付かれ「将来はプロ野球選手になる」との夢を持ち、中学、高校、大学とその夢を追い求め、プロ選手になってからはさらなる高みを目指して悪戦苦闘する姿が書かれていた。他人に関わる部分では迷惑にならない程度に抑えながらも、受けた恩については感謝の気持ちが伝わるように、その半生をありのままに正直に書き記していたというか。大の読書好きらしい。好感度さらにアップ！

2015/11/12

[こぶたとともに@こぶrin☆永遠の17歳]

幼少期から現役引退までの野球人生を時系列順に振り返りながら、野球に取り組む姿勢･考え方、野球を通して築かれた人間関係、リーダー論、けがとの戦いを記す。離婚や脱税事件など自己に不都合なことも記したり、ライターを使わずに自ら執筆した文章など、著者の誠実さを随所に感じた。『｢逆境のときこそ、生き様の見せどころ｣と思えるようになったのも、いろいろな本との出会いのおかげです』(144頁)。一般向けに書かれた本書に次いで、美しい放物線を生み出す技術論を解説した書籍も期待したい。引退の余熱が残る、熱く充実の1冊。

2013/02/05

[3939タスタク]

地元チームの主力選手と云う事で何かと応援してきた選手ではありますが、幼少期の事やジャイアンツへのトレードの経緯など興味深い話でした。書庫にハードカバー・文庫を含め千冊以上の蔵書を持つほどの読書家だそうで、とても意外な一面が垣間見る事が出来ました。

2013/06/28

[B-Beat]

★走ることについて語る時に読メでの振り返り★初読2015/11/12★2015/11/12と言えば初フルマラソンの3日前。フルマラソン前のテーパリングも見よう見まねで行って練習頻度や強度を落としていった中での読書だったか。その後レースの前にすべきことはまだまだあると学ぶことになるのだけれども。「人生は必ず障害に出会う。誰もが負けそうになる。そこで頑張れる人間になりたい。前向きな姿勢で夢を持って歩いていきたい」その後もイチロー選手の語録にはいつも勇気づけられた。

2020/04/08