王者の食ノート―スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦

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  • サイズ B6判/ページ数 191p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093882194
  • NDC分類 780.19
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「食」で優勝旗に挑むスポーツ栄養士の戦い

箱根駅伝で今季V奪還を狙う東洋大、全日本ラグビー選手権3連覇を目指す帝京大――2つの強豪校の栄光の裏には、美貌のスポーツ栄養士がいた!

高橋大輔、浅田真央、高橋尚子など、トップアスリートの陰に栄養士あり!と言われ、なでしこジャパン・川澄選手も、北京での五輪最終予選で「栄養士さんが帯同してくれてよかった」と語るなど、注目の高まるスポーツ栄養士。
箱根駅伝で「山の神」と謳われる東洋大・柏原の活躍、帝京大ラグビー部の大会2連覇。その陰の立役者が、スポーツ栄養士・虎石真弥でした。
これは、食事より練習という古い体質の世界で、ジャンクフード好きな今どき男子百数十人を食で改造した、女性スポーツ栄養士を追ったノンフィクション。
「栄養なんかで強くなれるの?」という学生たちに意識改革をもたらした、壊れない体と心を作るレシピとは?
体育会男子たちと繰り広げる汗と涙(と笑い)のドラマとともに、マイ炊飯器で夜食に肉じゃがやピラフを作らせる、毎朝飲ませるパワージュースの秘密、1食400円の美味しくて栄養満点のマル秘・強化メニュー、ジャンクフードにまつわる食指導など、ユニークなノウハウが解き明かされます。

【編集担当からのおすすめ情報】
日本のジョギング・マラソン人口は約2620万人(レジャー白書2005)とも言われる中、本書には、アマチュア・アスリートにも有益な食の知識も盛り込まれています。また、肉体が育つ大事な時期の子供を持つ親にとっても、目からウロコの“壊れない体を作る食”という考え方が、この本には詰まっています。
「スポーツ栄養」は、まだ日本では、あまり耳慣れないジャンルだと思います。体育会男子と一人の女性スポーツ栄養士の“優勝への挑戦”物語として、ホロリとしたりハラハラしたり・・・。そして、読後には、きっと自分の食生活を見つめ直すことでしょう。
本書を読んで、来年1月の「箱根駅伝」、「全日本大学ラグビー」決勝を観戦してみてください。手に汗握るシーンも、倍増するはずです!

■プロローグ 食の力を信じた勝者たち
■CHAPTER1 山の神たちを支えた栄養指導
■CHAPTER2 食の力を信じたランナー
■CHAPTER3 食に振り向かせる力
■CHAPTER4 土鍋と炊飯器で進化したラガーマンたち
■CHAPTER5 フロントランナーとして
■エピローグ 戦う栄養士
■誰でもできる虎石メソッド

【著者紹介】
ノンフィクションライター。筑波大学体育専門学群卒業。英国留学を経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。スポーツ記者として、ラグビー、サッカー等を取材。1998年よりフリー。雑誌等で教育関係、スポーツノンフィクションを中心とした精力的な執筆活動を行っている。著書に『33歳からのハローワーク アタシ探し シゴト探し』、構成者として刊行した『親子再生 虐待を乗り越えるために』『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』『信じて根を張れ! 楕円のボールは信じるヤツの前に落ちてくる』『サッカーで子どもがみるみる変わる7つの目標(ビジョン)』(いずれも小社刊)など。家族は夫と1男1女。[しまこの脱力日記]  http://ameblo.jp/daturyokunikki/

内容説明

箱根駅伝で2度の王者に輝いた東洋大学陸上部と、全国大学ラグビー選手権3連覇を狙う帝京大学ラグビー部。この二つの強豪校を頂点に導いたひとりのスポーツ栄養士がいる。虎石真弥―彼女と選手たちとの食を巡る葛藤と、勝負食の秘密を追ったノンフィクション。体を鍛えることにはストイックでも、トレーニングを一歩離れればジャンキーな食事が大好きな体育会男子の心と体を変えた、食事改革の方法とは!?すべてのアマチュア・アスリートと子を持つ親たちに贈る、最強の食メソッドがここにある。

目次

Prologue 食の力を信じた勝者たち
1 山の神たちを支えた栄養指導
2 食の力を信じたランナーたち
3 「食」に振り向かせる力
4 土鍋と炊飯器で進化したラガーマン
5 フロントランナーとして
Method 誰でもできる虎石メソッド
Epilogue 出過ぎた杭は打たれない

著者等紹介

島沢優子[シマザワユウコ]
フリーライター。筑波大学体育専門学群在学中は4年時に女子バスケットボール全日本大学選手権優勝。卒業後は広告制作会社に勤務した後、2年間の英国留学を経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。スポーツ記者として、ラグビー、サッカー等を取材。1998年よりフリー。雑誌等で子育てや教育関係、ノンフィクションを中心とした執筆など精力的に活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

B-Beat

34
◎スポーツ系ノンフィクションライターの島沢優子さんの本、これが三冊目。箱根駅伝で東洋大学を、全国大学ラクビーで帝京大学を共に頂点に導いたひとりの女性スポーツ栄養士にスポットを当てる。彼女と選手達との悪戦苦闘ぶりから勝負食、スポーツ栄養士という職業の成り立ち、女性の社会進出いったところにも筆致がおよぶ。最近ランニングを始め、食べる食べない、何を食べたかでのスタミナの違いを痛感している身としては、思わず書き抜いた箇所も多かった。食という字は人を良くすると表すと改めて知る。満腹というよりは腹八分といった読後感。2015/09/17

サラダボウル

14
台所にある本をふと再読。東洋大陸上部、帝京大ラグビー部のスポーツ栄養士としてチームに尽力した虎石氏。今では浸透しているスポーツ栄養の先駆者だと思う。うちの子も疲労骨折経験あり、読んだ良書。ただ、子供達が5歳前後の頃、私も家にいて、かなり食の充実したひと夏があった。5時過ぎ起床の子供に合わせて、私は3時起き(3時起きの親は多い)、朝から唐揚げ&トマト&鮭おにぎり、味噌汁。お弁当を持参して日暮れまで外遊び。風呂!下拵え済みの夕飯を食べて、寝る!その夏のみだったけど、明らかに背が伸びてた。2021/08/02

B-Beat

13
★走ることについて語る時に読書メーターでの振り返り★初読2015/9/17★ランニングを始めて食についての実用書を多く図書館から借りるようになった。初マラソン、サブ4デビューに失敗。その原因がエネルギーの枯渇にあったのでは読み漁るようになる。しかしながら待っていたのは足の故障。腸脛靭帯炎は克服したにも関わらず、病名もはっきりしない右足太ももの筋肉痛の発症。速く走ると痛む。人体はそもそも食物で出来ているのではないか?故障・怪我も食べるもので治せないまでも予防できるのではないか。模索を続けることになった。2020/04/05

Yuko

9
虎石さんの仕事に対する熱い思い、そしてアスリートへの厳しいけれども暖かいまなざしと、選手らとの交流に心温まる。 最近次男も栄養素や食事にうるさく、お弁当や食事メニューにダメ出しが入る。楽しく食べてよりよい体作りをするために母も更なる勉強が必要です。 食は人を良くすると書く。ほんとにそうだなぁ。 2016/02/16

kamakama

6
折に触れて読み返します。自分の足りない所が鮮明に見えてくる、励まされる本。へこたれそうな自分を支えてくれ、今をどう乗り越えたらいいのか、そのヒントが必ず見つかる。今回もありがとう。2019/08/19

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