国際問題がわかる!世界地図の読み方

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  • サイズ B5判/ページ数 95p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784093881432
  • NDC分類 319
  • Cコード C0095

出版社内容情報

イスラエルが存在しないイランの世界地図、日本海が東海と記された韓国の地図……。ニュースの達人・池上彰が各国の世界地図を使って解説する、それぞれの国の主張や歴史、世界の国々のつながりと私たちの立ち位置。

内容説明

あなたは、世界地図なんてどれも同じと思っていませんか?でも実は、つくられた国によっていろいろな違いがあるんですよ。私たちが見慣れた日本中心の地図は世界共通ではありませんし、国や首都、海や島の呼び方も国によって違っていたりするのです。そこには、国家間の対立の歴史やその国のものの見方が表れています。さあ、いろいろな地図を見ながら、私と一緒に国際問題を学びましょう。

目次

はじめに 世界地図はひとつではありません―国際情勢は世界地図から読み解ける
「東」とはどこを指すのでしょう―すべてはイギリスの眼で決められた
あるはずの国がないイランの世界地図―イスラエルという国は存在しない?
イスラエルとパレスチナの問題―中東の悲劇の歴史をひもといてみましょう
国名が書かれていない地図―世界地図から歴史を読んでみましょう
地図にはフィクションも盛り込まれます―モンゴルは中華民国の一部?
時代によって地図は変わります―変えたくなかった都市名
台湾海峡の緊張の原因―台湾はただの島でしかなかった?
敵の敵は味方―北方領土は日本のものと認める中国
二重に引かれた国境線―チベットを巡る中国とインドの思惑
ロシアと日本と北方領土―北方領土と千島列島

著者等紹介

池上彰[イケガミアキラ]
1950年長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、73年にNHK入局。報道局社会部記者などを経て、94年4月から11年間にわたり『週刊こどもニュース』のお父さん役を務め、そのわかりやすく丁寧な解説で人気を集める。2005年にNHKを退職し、フリージャーナリストに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Maiラピ

12
TVで一度見た内容だったのだけど、購入しました。ニュースで戦争・内乱・テロや領土問題等の日本を含む世界情勢を見るとき、表面的な出来事を知るだけでその本当の意味を知ることがなかったように思います。そこには長い歴史がありそれぞれの国のエゴを読み取らないと見えてこないものがあります。ニュースを見るたびにこの本を広げて、歴史や位置関係等を調べるのに役立てたい。池上さんは巻末でステレオタイプにならずに世界を自分の目でみようと言うけど・・・簡単じゃないもんね。世界見たいけど。2011/02/08

yukari

7
耳鼻科の待合室にて。不変の地図かと思いきや、主観が変われば見え方が全然違うということを実感。そういえば学生時代は地図帳が好きで良く眺めていたっけなあ。2013/10/30

えっくん

6
★★★★☆池上さんが世界各国を取材訪問時に現地の世界地図を収集したものですが、日本国内では目にすることができない地図ばかりで大変興味深いものがありました。日本の尖閣諸島や北方領土もそうですが、世界には領土の紛争地域が多数あり、当事国が変われば国境だけでなく、海や島の名前までも自国中心の地図となることが如実に表れてきます。韓国と北朝鮮のそれぞれの地図が朝鮮半島を全て自国として描かれているのが印象的でした、宇宙からみれば国境なきひとつの地球も地図にしてしまうと国家間の争いや利害関係などが見えてくるのですね。2012/04/19

糸遊

5
地図を見ただけで、世界がかかえる国際問題が見えてきた。。そして、その問題がどのような歴史的背景を辿ってきたか知ることができた。薄いが、内容は重厚。これらの問題に読者がどのように立ち向かうか考えることを筆者は求めているのかもしれない。2012/06/06

ksahorin

4
今まで世界地図は1つだと思っていました。この本を読んで地図はそれぞれの国を中心に作るように出来ていることを初めて知りました。また、地図作りに準じて国際間題や歴史なども読み取ることができとても面白く勉強になりました。項目で一番興味が湧いたのは温暖化による北極航路の領土争いについてで経済問題が絡んでおり今後注目していきたいと思いました。最後にこの本を読んで池上さんが”巻末でステレオタイプにならずに世界を自分の目でみよう”を普段の生活で習慣つけれるよう努力して行こうと思いました。良い本有難うございます。 2011/04/24

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