しまむらとヤオコー―小さな町が生んだ2大小売チェーン

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しまむらとヤオコー―小さな町が生んだ2大小売チェーン

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  • サイズ B6判/ページ数 259p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093881364
  • NDC分類 673.7
  • Cコード C0095

出版社内容情報

物が売れる! 同じ町が発祥の2大小売り業の秘密!

「ファッションセンターしまむら」を経営する(株)しまむらと、埼玉を中心に首都圏に食品スーパーを展開する(株)ヤオコーは、どちらも東証一部上場企業で、売上を着実に伸ばしてきたことで知られている。この2つの企業は、どちらも埼玉県小川町を発祥とし、一時期は同じショッピングセンターに共同出店するなどしてきた。しかし、経営スタイルは全く異なり、片方は、社員の中から社長を輩出する社風(しまむら)、もう片方は、同族経営。かたや、徹底したマニュアル重視(しまむら)、もう片方は、「個店経営」を標榜し、店長やパート社員に権限を与えてン任せる風土。これらの違いは、創業期からの歴史が生んだもの。両社の歴史をひもとき、さらに現在の状況を取材することで、物が売れる、両社の経営術を明らかにします。

内容説明

ユニクロ(山口県)、ニトリ(北海道)、西松屋(兵庫県)、ヤマダ電機(群馬県)…地方発の企業ばかりが元気なのはなぜ?

目次

序章 なぜ「しまむら」と「ヤオコー」なのか
第1章 成長を支える女性従業員たち
第2章 創業の苦しみを乗り越えて
第3章 人材の確保とチェーン組織化
第4章 独自のビジネスモデルの確立
第5章 絶えざる自己革新
終章 両社の未来

著者等紹介

小川孔輔[オガワコウスケ]
1951年秋田県生まれ。1974年東京大学経済学部卒業、1976年同大学院経済学研究科修士課程修了。カリフォルニア大学バークレー校留学を経て、1986年より法政大学経営学部教授(~2010年)。現在、法政大学経営大学院イノベーションマネジメント研究科教授(マーケティング、マーケティング・リサーチ担当)。日本フローラルマーケティング協会会長、MPSジャパン創業者・取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kiyoboo

23
ファッションセンター「しまむら」とスーパーマーケット「ヤオコー」を分析した本だった。両社とも埼玉県北部の小川町が発祥の地だった。「ヤオコー」は近所にはあるが特に馴染みではなかったが、店ごとに独自の提案型販売を任されているというので今度立ち寄ってみようと思った。「しまむら」は安い割にデザインも悪くないものが多いので「ブティクしまむら」としてもう当たり前に利用している。両社とも創業の歴史から経営哲学などの類似点がおもしろい。本誌は法政大学経営大学院の教授が書かれたものであるが、非常にわかりやすい経済本だった。2015/02/08

MOKIZAN

20
しまむらについてはよく記事になっているので、カラーについてある程度知識はあった。ヤオコーについては北関東のスーパー、最近は県内にも出店してきたな、程度でとくに気に留めるようなことは無かった。北関東のスーパーと問われれば”夢中がいっぱい”(何歳まで通じる?)、や”安全です、新鮮です”さん達のイメージのほうが強いんです。身の丈わきまえ、先ず内輪を元気にってことですかね。2017/02/19

ひろ☆

19
埼玉県比企郡小川町で創設した「しまむら」と「ヤオコー」。埼玉の知り合いと話していて、ヤオコーはいいよと。ヤオコーって何?埼玉県に多くあるスーパー。しまむらは行ったことあるが、ヤオコーも行ってみたい。レシピ紹介など女性社員の頑張りなどは福島屋に共通している。2015/08/20

手押し戦車

18
事業は常にお客さんの立場で物事を考える事で、本質的な事が見えてくる。事業の常識がお客さんに商品を売る時に、価格だけを訴える販売を行っていてお客さんに他社と価格を比較を提案している。非常識な事業は商品に物語や楽しい提案をして定価で販売して多くのファンを掴んでいる。お客さんは提案されてる事に対し無意識的に行動をしている。低価格に見えても製造や流通を工夫し仕入れ値の倍の売値で商品に物語を提案し共感を提供することで高収益の事業になる。お客さんは理屈なら価格を選び、心理なら価格ではなく得られる経験や共感を選ぶ。2015/02/11

C-biscuit

14
図書館で借りる。両者の共通点として埼玉県発祥の上場企業というものがある。小川町という小さな町が発祥の地となっており、小売業という括りでもいても興味深い2社となっている。大手スーパーが勃興する中、地元埼玉を中心に発展しているヤオコーは現在でも元気である。近所にもヤオコーができたが、確かに色々あって楽しい感じがある。一方でシマムラもユニクロやZOZOにも負けていない物流も含めた店舗運営の仕組みを構築している。こちらはあまりいったことがないのであるが、別ブランドで展開している店もあり、実はシマムラ系列であった。2022/09/02

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