「座右の銘」が必ず見つかる寺子屋の人生訓451

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093881289
  • NDC分類 159.8
  • Cコード C0095

出版社内容情報

羅針盤のような人生訓が満載の現代版徳育書

近代日本人の礎をつくったのは、実は明治の教育以前の江戸の徳育だった。その寺子屋の道徳教科書として使われた『金言童子教』。これは和漢の教訓句451編に和文の注釈を施したもので、金言格言を一般化させる原動力ともなった書物である。また、その句は、現代においても広く引用されている。たとえば、「良薬雖苦口 用病必在利(良薬は口に苦しと雖も、病に用いて必ず利在り)」「子不教父過 学不成子罪(子に教えざるは父の過ち、学の成らざるは子の罪)」などがその一部である。現在、日本は、基礎学力の低下とともに「道徳力の低下」が問題視されるが、江戸の教育=寺子屋教育では、読み書きそろばんと同時に、「道徳」と「礼儀作法」を重視しており、「人間教育」という面ではいまよりも圧倒的に優れていた。「現代の国語教育は一日で子供が理解できる単純なものだが、寺子屋での徳育はそのとき理解できなくても日々反復することによって成長する過程で理解できてくる奥深いものでした。そこが寺子屋教育の本当のすごさです」(齋藤氏)。本書は、師弟・親子における、人倫、礼儀、その他、処世訓全般にわたって書かれた『金言童子教』の現代語訳、解説書です。

【編集担当からのおすすめ情報】
「もっと早く読んでおけば人生が変わっていたかも!?」……そう思わずにはいられない本物の人生訓がギッシリつまった徳育書です。あなたもぜひ本書を手に寺子屋の生徒になってみてください。出世のカギ、対人の心得、ほか「座右の銘」として反芻したい奥深い金言がきっと見つかります。

[初等編]
学問とは何か
出世とは何か
義とは何か
品格とは何か

[中等編]
病む前に防ぐ
家庭円満
人と交わる
一日にして成らず

[高等編]
正しい道とは何か
信を得る生き方
臣下の忠義
金言の教え


齋藤 孝[サイトウ タカシ]
解説

内容説明

江戸の教科書『金言童子教』。出世のカギ、対人の心得が満載。

目次

初等編(学問とは何か;出世とは何か;義とは何か ほか)
中等編(病む前に防ぐ;家庭円満;人と交わる ほか)
高等編(正しい道とは何か;信を得る生き方;臣下の忠義 ほか)

著者等紹介

齋藤孝[サイトウタカシ]
1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業後、同大学大学院教育学研究科専攻博士課程等を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

okina

1
★★★★ 金言童子教、面白いです。2019/06/11

JUN

0
三度思いて一度言え、九度思いて一度行え。 心で三度考えて言ってもよいと思ったなら言いなさい。九度考えてやってもいいと思ったなら行いなさい。2011/12/22

富樫 僚一

0
生き方の筋道を教えてくれるテキストは少ない。また、学校教育においては、疎かとなっているのが現状だろう。 道徳の教科化により、「評価」が生まれる。全ての子が道徳的実践力を得られるようなシステムが必要となってくる。 何を指針にすべきか。 難しいが、江戸時代の教育水準は現在よりも高いと言わざるを得ない現状があり、過去に学ぶ姿勢が大切だろう。2015/04/18

mitya

0
江戸時代の寺子屋で子供たちが学んでいた「金言童子教」。大人にも読みごたえがあると思う。いくつかは子どもに暗唱させて体にしみこませたい。2012/12/08

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