もうひとつの核なき世界―真のCHANGEは日本が起こす

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  • サイズ B6判/ページ数 205p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093881104
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C0095

内容説明

私たちは核兵器を本当に廃絶したいのか?『ルポ貧困大国アメリカ』の著者が発信する緊急レポート。

目次

第1章 被曝者は誰か?
第2章 アメリカの歴史教育
第3章 核なき世界VS核ある世界
第4章 日本が起こすチェンジ

著者等紹介

堤未果[ツツミミカ]
ジャーナリスト。東京都生まれ。ニューヨーク州立大学国際関係論学科卒、ニューヨーク市立大学大学院国際関係論学科修士課程修了。国連職員、アムネスティ・インターナショナルNY支局局員を経て、米国野村証券に勤務中、9・11同時多発テロに遭遇、以後ジャーナリストとして活躍。主な著書に『報道が教えてくれないアメリカ弱者革命~なぜあの国にまだ希望があるのか』(海鳴社・2006年度黒田清日本ジャーナリスト会議新人賞受賞)、『ルポ貧困大国アメリカ』(岩波新書・2008年日本エッセイスト・クラブ賞受賞、新書大賞2009受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よこしま

22
劣化ウランとは原子力発電する際に出た廃棄物でウラン238を多く含んでおります。要は核のゴミです。放射性物質ですから極めて人体に危険であります。2009年プラハにて、オバマが〈核なき世界〉と訴え賞賛されました。しかし解釈が違います。2014/08/18

カネコ

3
2014/10/05

La Principita

3
3・11以前にかかれた本でありながら、原発に対する議論に何らズレは感じない。それほどに取材・情報収集、そして筆者の問題意識は深い。もちろん原発だけでなく、主題となっている「核兵器」、それをとりまく国々、人々の思惑、背景は読み応えがあり、様々な問題提起がなされる。そこに至る過程抜きに「ヒロシマ」を語って良いのか?オバマブームに浮かれる「核廃絶」運動が本当に正しいのか?回答は一つではないものの、多くの人に(できれば海外の人にも)読んでほしい1冊。2011/10/23

へへろ~本舗

2
歴史的に初めて劣化ウラン弾が使用されたのは湾岸戦争だった。それはイラク国民だけではなく従軍した兵士達にも放射能被害をもたらした。だが、アメリカ政府はそれらの健康被害を湾岸戦争症候群と称し、しらを切っている。いつでも割りを食うのは末端の人間だ。核と表裏一体のエネルギー問題。本書は2010年の福島原発事故前に刊行されたが、本書で懸念されている事が現在進行形で起こっている。核兵器の撤廃と原発の停止、巨大な利権も絡んでいる為、先行きは暗い。2014/08/30

2
この本が書かれたのは2010年。エピローグのケネディ大統領の「私たちは核を廃絶しなければならない。さもなければ、核が私たちを滅ぼすだろう。」が、日本でリアリティを持つようになる少し前の著作なんですね。まるで予言の書、です。2013/08/14

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