出版社内容情報
日本各地を旅して、突き動かされる魂。
魂を揺さぶる日本がここにあります。
脳科学者・茂木健一郎が、「日本というクオリア」を探しに旅に出た。
ガイドブックや既製の知識にとらわれず、「脳が感じたままに見る」日本の旅。
そこで茂木健一郎が感じ取ったものとは?
◯著者が日本のクオリアを体感した場所
「北海道・アイヌの聖地」で、光の煌めきが宝物になる。
「白神山地」で、眠っていた魂の芯がほぐれる。
「伊勢神宮」で、比類なきクオリアに驚く。
「奈良・三輪山」で、上手に思い出すことで太古に通じる。
「比叡山延暦寺」で、魂がざわつく。
「出雲」で、死後の世界と生命に思いを馳せる。
「熊本県・トンカラリン遺跡」で、地中へ回帰する。
「西表島」で、植物の生命哲学に包まれる。……ほか
茂木 健一郎[モギ ケンイチロウ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Maybe 8lue
31
蔦に絞め殺されるブナの木、そのくだりを読みながら「ガンのようだ」と感じる、これもクオリア。旅の中で何かを経験し、自分独自のものにしていく為の手段がクオリアなのかもしれない。私もそんな、クオリアに刺激されるような旅がしたい。2016/08/01
こけし
3
【クオリア】人間が、意識にある状態で感じるさまざまな質感。行きたい場所たくさん♪2015/05/16
haijiiha
0
タグ付いてる2016/02/02
Masakazu Kawamoto
0
キーワード:三輪山、青山二郎、招福楼、久高島、知床半島、トンカラリン2014/03/11
imcool
0
茂木氏は文楽では義太夫に一番惹き付けられるらしい。私はというと、まるで生きているかのような人形の動きに魅せられつつも、それ以上に太棹の三味線の奏に心を震わせていた気がする。2011/09/17