出版社内容情報
「聖母マリアは処女ではなかった」「最後の晩餐でイエスが飲んだのはワインではない」など、パリ在住の池澤夏樹氏が従兄弟である聖書学の泰斗・秋吉輝雄氏と語り尽くした目からウロコの聖書・キリスト教の姿。
内容説明
秋吉輝雄教授(聖書学)との対話。「ぼくにとって宗教は知識だ。素人代表として、ぼくは碩学の門を叩いた」。その成り立ちから現代社会との関わりまで、いま、人類最大のベストセラーを読みほどく。
目次
第1部 聖書とは何か?(聖書はなぜ今日まで残ったのか?;朗誦によって聖性が保たれた;ヘブライ語には過去形がない ほか)
第2部 ユダヤ人とは何者か?(ユダヤ人の定義とは?;ユダヤ人教師としてのイエス;世界宗教へと向かったキリスト教 ほか)
第3部 聖書と現代社会(「六日戦争」に遭遇して;無時間の空間で対立するイスラエルとパレスチナ;軍備放棄の思想に共感した「ビールー団」 ほか)
著者等紹介
池澤夏樹[イケザワナツキ]
1945年生まれ。詩人、小説家、翻訳家。1987年、『スティルライフ』で芥川賞受賞。1974年から三年間ギリシャに移住、2004年からは、フランス、フォンテーヌブローに定住するなど、豊富なヨーロッパ生活体験から、日常生活を通じてキリスト教文化を見つめてきた。また2007年から、世界文学全集の個人編集(河出書房新社刊『世界文学全集』全二十四巻)にたずさわるなど、西欧文学と宗教のかかわりについても深く精通した作家である。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
YúKa(ユーカ)@ハガレン読み終えました
ネギっ子gen
月世界旅行したい
鷹図