チュウガクセイのキモチ

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  • サイズ B6判/ページ数 158p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093877558
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

本書では、あさのあつこさんと中学生が出会い、語り合い、手紙を交換し、そして、あさのさんは、自分の中学時代を振り返りました。大人になってもチュウガクセイのキモチを忘れたくない。そんなメッセージに満ちた一冊。

目次

1 山古志の中学生・青木龍哉くんVS.あさのあつこ―往復書簡(山古志の青木龍哉くんからの手紙;あさのあつこから青木くんへの返信)
2 俳優・神木隆之介くんVS.あさのあつこ―対談
3 中学三年生・六人VS.あさのあつこ―座談会
4 あさのあつこのQ&Aノート(中学生の質問に答えて;ラブレターを書こう)

著者等紹介

あさのあつこ[アサノアツコ]
1954年、岡山県生まれ。青山学院大学文学部卒業後、結婚、二男一女の出産を経て、1991年に『ほたる館物語』でデビュー。『バッテリー』で野間児童文芸賞、『バッテリーII』で日本児童文学者協会賞、『バッテリー』I~VIのシリーズで小学館児童出版文化賞の各賞を受賞。同書は文庫化・映画化され、世代を超えて広く読まれている。少年少女の群像をみずみずしく描き出すばかりでなく、近年は一般文芸や時代小説にも幅を広げて活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

15
自身を振り返っての悔いもあり、「十代」にこだわり続け、少年少女を主人公にした作品が多い作者。それゆえ、往復書簡や座談会、俳優 神木隆之介くん(当時中学2年)との対談、Q&Aノートを通じて「なまの中学生」と向き合うことで明らかにされるのは「あさの あつこ」という人となり、作家として欠くことの出来ない「あさの あつこのキモチ」でした。十代の頃を経て今に至ることを忘れないでいる大人でいたい、忘れないことで積み重ねてゆくものがあることを教えてくれた気がします。2015/10/26

Naoko

8
あさのさんの小説は文句なしで面白いと思っていますが、この方の文章は本当にすごいと改めて思いました。中学生へあてた手紙でも思いが溢れていて読んでいて涙が出そうでした。作品だけでなく、あさのあつこさん御本人のファンになりました。また、巻末に掲載された処女作も良かったです。シャーロック・ホームズで読書にはまったと書かれていましたが、海外の作品をすごく読まれていたんだな思いました。2014/07/01

あやめ

6
誰もがいつか通ってきた道、中学時代。年を重ねても中身は変わらないよねーなんて言うけれど、はっと気づくと、あの頃の自分とは知識も経験も、考え方も違っている。それは大人になったということなのだけど。若い感性が自分の中心にもうないと分かったとき、なんとも言えないさみしさや清々しさを感じます。2017/04/19

がぁ

5
まさに今我が家にとっては知りたいことだらけの本でした。中学生ってこんなに大人なのか、というのがひとつ、狭いところで鬱々として外に飛び出したい期待と不安がひとつ。あさのさんの中学生に対する姿勢は、個々人にむきあって、真剣に寄り添おうとしていることがうかがわれて好感が持てました。それにしても中学生ってつきあいにくいw2015/11/20

あまりりす

5
可愛らしいタイトルと装画に惹かれて手に取りました、中学生との座談会、いいですね!山古志村の少年との往復書簡も良かった。これ、第二弾はないんですかね、こういう本、とてもいいと思うのですが…おまけの小説もなかなか楽しめましたよ^^面白かったです。2013/08/17

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