しあわせの王様―全身麻痺のALSを生きる舩後靖彦の挑戦

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  • サイズ B6判/ページ数 196p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093877206
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

内容説明

「治療法がない」「全身麻痺」「呼吸停止」「余命三年」過酷な宣告に絶望し、どん底に落ちた舩後は、同病の友を支える「ピアサポート」をきっかけに大きく立ち直る。人を支えることは、自分を勇気づけること!人生、どんな状況でも楽しめる!全身麻痺の身で講演やコンサートをこなし、創作活動を続ける「しあわせの王様」の生き方とは。不治の難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)の身でありながら常に前向きに生きる舩後靖彦が、その生き様を短歌に謳う。

目次

宣告
発病
少年時代
青春
就職
企業戦士
予兆
不安
失態
ALS
絶望
否定
怒り
受容
気管切開
胃瘻
提案
迷い
呼吸器
生きがい
いのちのメール
表現者
今井医師


現在
王様病
挑戦者

著者等紹介

舩後靖彦[フナゴヤスヒコ]
1957年、岐阜に生まれ、十歳より千葉で育つ。大学卒業後、プロミュージシャンを目指すも断念。方向転換し、商社マンとなってバブル時代を駈けぬける。絶頂期であった四十一歳の夏、手の痺れを感じ、翌年春、ALSと診断される。その後、麻痺は全身におよび、人工呼吸器装着に至る。絶望し一時は死も考えたが、医師の勧めによりはじめたピアサポートに生き甲斐を見いだし、現在、活発に活動中。額の皺を使って操作するコンピュータで講演活動をこなし、自作詩を発表するコンサートも度々開いている

寮美千子[リョウミチコ]
童話作家・小説家・詩人。1955年生まれ。コピーライターを経て作家となる。1986年、毎日童話新人賞。2005年、『楽園の鳥カルカッタ幻想曲』(講談社)で泉鏡花文学賞を受賞。幼年童話から詩・小説まで幅広く活躍、題材は先住民文化から天文学まで多岐にわたる。現在、奈良市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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