ぼく、ドラえもんでした。―涙と笑いの26年うちあけ話

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  • サイズ B6判/ページ数 270p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093876544
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0095

出版社内容情報

運命的な出会いから、感無量の別れまで、ドラえもん一本に役者生命を賭けた26年間の、大山さんにしか書けない涙と笑いにあふれたエピソードが満載。“ドラ声”と呼ばれ、声質に悩んだ子どものころの思い出や、母から受け継いだことなど、若い世代に、いまこそ伝えていきたい感動のメッセージです。日本のテレビ史とほぼ重なる長さの芸能生活。その半分以上をドラえもんと歩んできた大山さんが、自ら健筆をふるい、活き活きと書き下ろした貴重な1冊。貴重な資料写真を集大成した「大山のぶ代グラフィティ」も必見。「ドラえもん声優」卒業記念でありかつ「デビュー50周年」記念出版でもあります。

大山 のぶ代[オオヤマ ノブヨ]
著・文・その他

目次

第1章 運命の出会い
第2章 テレビ「ドラえもん」スタート!
第3章 『のび太の恐竜』公開!
第4章 映画ドラえもん時代1―怒涛のドラ波
第5章 藤本先生の思い出
第6章 映画ドラえもん時代2―先生の蒔いた種
第7章 ありがとう、ドラえもん。
第8章 伝えていきたいこと

著者等紹介

大山のぶ代[オオヤマノブヨ]
1936年10月16日、東京生まれ。女優。都立三田高校在学中に劇団俳優座養成所入学。1956年「この瞳」(NHK)でデビュー。出演作に「名犬ラッシー」「ブーフーウー」「ハリスの旋風」「江戸を斬る」「じゃがいも」など多数。1979年4月~2005年3月まで、ドラえもんの声を26年間担当。2005年「放送ウーマン賞」受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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はる

64
私にとってドラえもんの声と言えば、やはり大山のぶ代さん。このエッセイは大山さんがドラえもんの声を勇退された翌年に出版されたもので、番組がスタートしてからこれまでの様々なエピソードが綴られている。大山さんのドラえもんに対する愛情に溢れた文章が感慨深い。印象的なのが、大山さんが癌になった時。御自分から降板しようとした大山さんを、番組スタッフが機転を利かせて慰留してくれたエピソード。入院中も機材を病室に持ち込んでアフレコされたとのこと。今でも「青い空はポケットさ」を聴くと日曜の朝を思い出すなぁ2023/07/08

きみたけ

61
2006年刊行。26年間の声優活動において、声優交代の直後から溢れ出る思いを自ら綴った感動秘話。テレビ・映画と怒濤のようなブームへと走り続けた日々や藤子・F・不二雄先生の思い出、「ドラ声」とからかわれてから声を武器に躍動する中学生時代など、本人にしか語れない涙と笑いに溢れたうちあけ話が満載。 小学生の時に大山のぶ代の声の「ドラえもん」を見てました。ドラえもんの声も水田わさびさんに変わり、のび太・しずかちゃんたちの声も若手声優に変わり秘密道具を出す時の音も変わりましたが、もう慣れてしまいましたね😅2022/02/12

ぶんこ

51
26年間ドラえもんと一緒に切磋琢磨してきた大山さん。生活のほとんどがドラえもん一色で、テレビに映画、様々な催しが続いて、国民的な人気となるって凄いことなんだと思いました。日本語の美しさを後世にと、ジャイアンの乱暴なセリフをかえようと5人組で相談した話が好きです。また癌で入院したことを内緒にしていたけれど、電話で話した十朱幸代さんにバレて、足裏マッサージ師を病室に連れて来てくださり、毎日施術出来るようにした話も大好き。2023/07/11

糜竺(びじく)

49
2005年までドラえもんの声をしておられた大山のぶ代さんの自伝本です。大山さんの温かい人柄が伝わってくる一冊でした。ドラえもんとの出会いや、藤子F先生との思い出、また他のドラえもんの役の声優さん達との絆が余すところなく書かれていました。ドラえもんという役に、真剣に取り組み、そして寄り添ってこられた姿に感銘を受けました。残念ながら、今現在、大山のぶ代さんは認知症になられて、ドラえもんの事も忘れてしまっておられる状況という事で残念でなりません。この本は、そうなる前に書かれた貴重な一冊となっています。2015/12/02

こよみ

23
ドラえもんの制作背景とかいろいろ大山さんについても少し分かった2013/03/07

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