出版社内容情報
事故多発の背景と失敗を活かす法則を解く。
人は必ず失敗する。そして忘れる。だからこそ失敗をしゃぶりつくそう! 失敗学の権威として多数の失敗分析を行ってきた畑村洋太郎教授が、近年実際に起きた事故や事件を見直し、その失敗から学ぶべき教訓を指南する。日本の安全神話が崩壊したと言われた尼崎JR脱線事故、みずほ証券の誤発注事件やみずほ銀行システムトラブルなどの大組織の不祥事、他に東京電力原発事故隠し、三菱自動車の連続不祥事、H-・Aロケット打ち上げ失敗、六本木ヒルズ回転ドア事故、雪印牛肉偽装事件など。多くの組織が「うちも失敗しうる」と考えず「うちは違う」と思った時、日本の安全神話は本当に崩壊する。事故や事件は起こした組織の責任ではあるが、社会全体の共有財産でもあるのだ。
内容説明
多くの組織が「うちも失敗しうる」と考えず、「うちは大丈夫」と思ったとき、日本の安全神話は本当に崩壊する。
目次
第1章 JRの脱線事故はなぜ起きたか
第2章 企業の組織構造が起こす「許されない失敗」
第3章 一度は通らねばならない「許される失敗」
第4章 大規模火災事故にみる教訓
第5章 災害・病気から学ぶ失敗学
第6章 失敗のメカニズム
第7章 事故を未然に防ぐために「動態保存」のすすめ
著者等紹介
畑村洋太郎[ハタムラヨウタロウ]
1941年東京都に生まれる。東京大学工学部機械工学科修士課程修了。東京大学大学院工学系研究科教授を経て、現在工学院大学国際基礎工学科(2006年4月よりグローバルエンジニアリング学部機械創造工学科)教授。東京大学名誉教授。専門はナノ・マイクロ加工学、生産加工学、創造的設計論。2001年より畑村創造工学研究所を主宰。同年より文部科学省「失敗知識活用研究会」実行委員会統括も務める。また02年より特定非営利法人「失敗学会」を立ち上げ、初代会長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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