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加藤千洋の中国食紀行―うまいを知れば「素顔の中国」が見えてくる

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  • サイズ A5判/ページ数 188p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784093875486
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0095

出版社内容情報

報道ステーションのご意見番、食で中国斬り

" 中国が十倍面白くなる!! 豚肉を愛した毛沢東、上海カニと四人組、モンゴル族の婚礼料理、中華料理の宇宙食…。-著者が見て聞いて食べた「食」をめぐる風景から歴史的事件や中国社会の断面がリアルに見えてくる、中国に興味のある人必読の1冊。報道ステーションのメイン・コメンテーターとして活躍中の加藤千洋が、朝日新聞紙上で連載した人気エッセイ『食で読む中国-春夏秋冬-』に、書き下ろし原稿「私流""喫茶術""」、「娘のための紹興酒」、お茶、お酒、昨今の中国食事情と、加藤千洋手作りレシピ「私流""こだわり料理""」などを加えて1冊にまとめました。「食」を交えて語られる「素顔の中国」は、中国に詳しい人も、よくわからないという人も満足できる内容の1冊です。"

うまいを知れば「素顔の中国」が見える!

内容説明

中国が十倍面白くなる!豚肉を愛した毛沢東、上海カニと四人組、モンゴル族の婚礼料理、中華料理の宇宙食…。―著者が見て聞いて食べた「食」をめぐる風景から歴史的事件や中国社会の断面がリアルに見えてくる!「報道ステーション」のご意見番加藤千洋の中国35年分、いざ完食。

目次

冬の章(「果子狸」SARSで幻に;医食同源、強壮食「狗肉」 ほか)
春の章(多彩なキノコ、屋台で調理;市場あふれる緑 ほか)
夏の章(内から涼しく人生長く;名優の残り香首脳魅了 ほか)
秋の草(「中華民族」誇示の宇宙食;「四人組」逮捕カニで祝う ほか)

著者等紹介

加藤千洋[カトウチヒロ]
1947年東京生まれ。1970年東京外国語大学在学中、学生友好参観団に参加し国交正常化前の中国を初訪問。1972年朝日新聞社入社。1980年中国・遼寧大学に留学。1980年代半ば・1990年代後半、北京特派員として約7年間を現地で過ごす。アジア総局長、中国総局長、外報部長などを歴任。2004年4月より「報道ステーション」(テレビ朝日系)のコメンテーター。また一連の中国報道でボーン上田記念国際記者賞、朝日新聞連載『テロリストの軌跡』(草思社)の企画で新聞協会賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まーくん

84
05年刊。15年も前の本。この間、中国事情も随分と変わった。とはいえ、当時も既に覇権主義的傾向は出ていたし、日中関係も平穏ではなかった。著者は朝日新聞で北京特派員などを務めた中国報道のベテランだが、本書では難しい政治問題を脇に置き、穏やかな目線で「食」を切り口に中国の歴史や文化を語る。注釈欄が親切で政治家などの人物略歴や歴史的出来事の説明が要領よく配され、通読すると「食」に限らず中国の近現代史や社会の様子が理解できる。地方の料理も多く紹介されてる他、何点か、ご自分で作られる料理がカラー頁で掲載されている。2021/02/06

ユキ@うろちょろ

2
中国の食文化を時代の出来事と一緒に紹介。 上辺だけのいい加減な食紀行でなく、長年中国という国を愛して来た筆者だからこその詳しさだと思います。また写真がとても綺麗で、カラーページは色も鮮やか。下段に小さく用語や解説もあるので、難しくもありません。

ナウラガー_2012

1
中山公園の『来今雨軒』は”紅楼夢料理”を出す店、紅楼夢は毛沢東の愛読書だった/北京・晋菜(山西料理)、『晋陽飯荘』、朝陽門街・江蘇料理『常州飯店』/北京の魯菜(山東料理)『豊沢園(1930年創業)』店名は北京の中南海にある清朝時代の建物の名前。葱焼海参(海鼠と葱の風味煮:ナマコは煙台か威海のものが、葱は章丘産が最上とされる)が名物。西太后はナマコが大嫌いだったそう/上海『大公館』は、上海料理と香港料理&BAR2012/07/22

ナウラガー_2012

1
【釣魚台の歴史】金朝(1115-1234)に遡るが庭園を整備して行宮としたのは清朝乾隆皇帝で1959に迎賓館となった。1992に初訪中した天皇皇后、1972にニクソン米大統領や田中角栄首相、金日生、エリザベス女王などが「総統楼」に泊った。文革中は「四人組」が10号楼を占有した江青は毎晩のように外国映画を鑑賞し、建物の外壁をピンクに塗り替えた。北京で一番敷居の高いレストラン「養源斎」もある/1947年10月1日、中国人民共和国の建国宣言が天安門であり、その晩の祝賀宴会が「開国第一宴」。場所は人民大会堂2012/07/22

ナウラガー_2012

0
呼ばれる。岩茶の歴史は唐代に遡るが、元のフビライ皇帝に献上されその存在が広められ、1301に元の皇室用の茶を作る「御茶園」が置かれ(現武夷山茶葉研究所跡)、1800年頃に台湾の商人が苗木を台北郊外の文山に移植した。ウーロン茶は半発酵茶だが武夷のものは発酵の度合いが深く、台湾のは低い(色は薄い)。日本人とウーロン茶の出会いは1970年の大阪万博で”痩せるお茶”として注目された/雲南省のタイ族の新年の「溌水節(水かけ祭)」が太陽暦では4月中旬に盛大に行われる。亜熱帯地域なので高床式が多く雲南コーヒーの産地2012/07/22

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