出版社内容情報
女性作家が82テーマで読み解く日本文学史
これまでの日本文学史と異り文学作品の持つテーマに着目「神々との交わり」「エロスと死」等82テーマに分類し、現代文学の第一線で活躍している女性作家達が読み解く。今までにない日本文学史の姿が見える試みです
目次
6 生活をめぐって(子どもを思う―親の子ども・世間の子ども;昔話にみる継子いじめ―子殺しの鍋 ほか)
7 土地と旅(『おくのほそ道』―文人の旅;『北越雪譜』―土地の自画像 ほか)
8 私語りと日記(私語りと日記―一葉の日記と嘘;女性の手になる公式日記 ほか)
9 詩と詞(和歌;論は男性、実作は女性―正岡子規『歌よみに与ふる書』と与謝野晶子『みだれ髪』 ほか)
10 批評の力(女性の感性と批判精神―極上の暇つぶし『枕草子』の世界;男たちの圧力―『女大学』のもたらしたもの ほか)
著者等紹介
大庭みな子[オオバミナコ]
作家。1930年東京生まれ。津田塾大学卒。68年『三匹の蟹』で群像新人賞と芥川賞を受賞。96年『赤い満月』で川端康成文学賞を受ける
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。