がんばれば、幸せになれるよ―小児がんと闘った9歳の息子が遺した言葉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 191p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093873826
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

出版社内容情報

ユーイング肉腫という小児がんと闘って亡くなった愛息・直也くんが、病床で語り続けた言葉を中心に母・敏子さんが綴る壮絶闘病記。病魔と正面から向き合いながらも、家族への思いやりを忘れず、懸命に生き抜いた9年。

 小児がんの中で、10万人にひとりといわれるユーイング肉腫を5歳で発病、その後5度の再発、4度の手術を経て、9歳という短い生涯を閉じた山崎直也くん。つらい治療や苦痛に耐えながら、病床で母・敏子さんに様々な言葉を語り続けました。本書は、敏子さんが綴った、それらの言葉の数々を中心にした壮絶な闘病記です。亡くなる直前まで決して諦めなかった生への執念、最期まで忘れることのなかった両親や弟への思いやりに溢れています。おかあさんをして、「わが子に生きる勇気を教えられた」と言わしめた、それらの言葉の数々は感動を与えてくれます。直也くんのことを伝えた新聞でも話題を呼び、また月刊文藝春秋に寄せた著者の手記は、「第63回文藝春秋読者賞」を受賞しています。

内容説明

5歳でユーイング肉腫という小児がんを発病、5度の再発、4度の手術にも耐え、病床にいながらも、負けない心、優しい心遣い、家族への思いやりを忘れることはなかった―第63回「文芸春秋読者賞」受賞。

目次

序章 身は滅びても命は永遠だよ―最後の二週間
第1章 息をすると胸が痛いんだ―突然の発病、告知
第2章 ナオは手術するよ。だってやってみなくちゃわからないじゃないか―たび重なる再発と手術の日々
第3章 はわいにつれていってくれてありがとう―念願の南の島で泳げた
第4章 ナオ、体はこんなだけど、病気には勝っているからね―ナオ、生きる勇気をありがとう

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

moe

9
9歳とはいえ、苦しい闘病生活を乗り越えてきたその言葉は重みがあります。母親や家族の気持ちもうらみがましくなく息子の死を受け入れていて清々しさを感じました。でも、読むのはやはり辛かったです。2011/08/27

うさっぴ

5
ナオくんは本当にすごい。ユーイング肉腫を発病した5歳の時から、9歳で亡くなるまで、つらい治療や痛みに耐え、最後まで懸命に生き抜いていた。周りへの思いやりや配慮の気持ちを持つその優しさにも感動した…。2014/12/20

まーにゃ

1
病気だというのに、逆にこちらがこの本を通じてナオくんに元気をもらった。ナオくんの闘病生活にはお母さんはじめ、家族の支えというのも大きかったと思う。色々学びました。2013/08/08

さや。

1
この本は本当に感動します。 ナオ君の言葉ひとつひとつが心に響きました。    今 自分が不自由なく生きていることはとても幸せなんだと思いました。2012/08/09

ほみょ

1
★★★★★タイトルとサブタイトルだけで号泣してしまう本。中身も同様。この子が想像した以上に大人で、教えられることが沢山あった。口にする言葉が全部いい。子供というのは、親の言葉を記憶して自分なりに解釈し、それを励みに生きるものなんだ。葛藤しつつ現実を受け入れていったお母さんの姿も素敵に輝いている。2012/07/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/24232
  • ご注意事項