家族の闇をさぐる―現代の親子関係

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  • サイズ B6判/ページ数 317p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093872478
  • NDC分類 367.3
  • Cコード C0095

出版社内容情報

子どもの虐待、夫の妻への暴力、アルコール依存、共依存などの治療の第一人者が、昨今の少年事件やいじめ、家庭内暴力など様々な問題をはらんでいる「現代の家族」の実相を明らかにし、21世紀の「家族像」を展望する。

子どもの虐待、夫の妻への暴力、アルコール依存、共依存などの治療の第一人者が、様々な問題をはらんでいる「現代の家族」の実相を明らかにし、21世紀の「家族像」を展望する。昨今の相次ぐ少年事件や家庭内暴力の背景を探り、その温床となった「健全家族」に隠されていた問題点を明らかにし、今後は多様な形態の家族の発生が従来の欠陥を矯正していき、未来に光明を与えるだろうと示唆する。本書は、変化する家族、侵入する母と逃げる父、親を攻撃する子どもたち、児童虐待というトラウマ、21世紀の家族像などで構成されている。それぞれのテーマに沿って症例をもとに解説し、治療法を示す。

内容説明

幼児虐待、家庭内暴力、ドメスティック・バイオレンスなどの温床となった健全家族に隠された危うさとは…。

目次

第1章 変化する家族
第2章 家族の起源と父性
第3章 侵入する母、逃げる父
第4章 親を攻撃する子どもたち
第5章 児童虐待というトラウマ
第6章 繰り返される夫の暴力
第7章 「我が子を愛せない」という嘆き
第8章 近親姦と封印された記憶
第9章 父を捜す息子たち
第10章 母を蔑む娘たち
第11章 闇に灯る火
第12章 二一世紀の家族

著者等紹介

斎藤学[サイトウサトル]
医学博士。1941年東京生まれ。慶応義塾大学医学部卒業。同大助手、フランス政府給費留学生、国立療養所久里浜病院精神科医長、東京都精神医学総合研究所副参事研究員等を経て1995年9月より家族機能研究所代表。日本子どもの虐待防止研究会理事。日本嗜癖行動学会理事長、学会誌『子どもの虐待とネグレクト』・『アディクションと家族』編集主幹。著書に、『家族依存症』『「家族」という名の孤独』『アダルト・チルドレンと家族』『「家族」はこわい』『封印された叫び~心的外傷と記憶』など多数。最近の著書に『父・娘近親姦』がある
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Momoko Nishikawa

2
親はあっても子は育つ…。2017/08/24

Saori Sekiguchi

0
出会うのが1年遅かった本 実例も詳しく載っている良本2012/05/09

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