砂の街路図

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093864121
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

まったく新しい「家族ミステリー」が誕生!

知られたくない、でも忘れられない過去がある――。

直木賞作家・佐々木譲が放つ会心の野心作にして、まったく新しい「家族ミステリー」が誕生しました。

なぜ父は幼い自分を捨てて失踪し、死んでしまったのか――。母の四十九日を終えた岩崎俊也は、両親が青春時代を過ごした北海道の運河町へと旅立つ。
二十年前、父はこの運河町で溺死してしまった。遺品となった1枚の古いモノクロ写真には、家族に決して見せたことのない笑顔が写っていた。
事故の直前まで飲んでいた硝子町酒房の店主によれば、同じ法科大学漕艇部員だった彼の妻の密葬に参加するために滞在していたという。
さらに父の後輩からは、昭和44年に漕艇部内で起きたある事件を機に、陽気だった父の人柄が激変してしまったことを知る。
父は事件に関係していたのだろうか?
家族にさえ隠し続けていた苦悩とは?
「知らないほうがいいこともある」・・・・・・死の真相に近づくにつれ、胸の内に膨らむ想い。
果たして、父の過去を暴く権利が、ぼくにあるのだろうか……。

ぬぐいきれない恥辱と罪悪感。
嘘よりも哀しい、沈黙の真相とは!?
――家族は、ミステリーに満ちている。




【編集担当からのおすすめ情報】
本作品は、佐々木譲氏が新たな表現スタイルに挑んだ会心の野心作。北海道の架空の町を舞台に、失踪した父の死の謎を追う物語です。「運河町ホテル」「給水塔通り」など、地名や建物などに象徴された謎のピースを解きながら、「父の過去」に迫っていきます。
親と子のあり方を見つめ直す、まったく新しい「家族ミステリー」が誕生しました!!

佐々木 譲[ササキ ジョウ]
著・文・その他

内容説明

なぜ父は幼い息子と母を捨てて失踪し、この街で溺死したのか。母の四十九日を終えた岩崎俊也は、父の死の真相を知るために、北海道の運河町へと旅立った。

著者等紹介

佐々木譲[ササキジョウ]
1950年、札幌生まれ。1979年、『鉄騎兵、跳んだ』でオール讀物新人賞を受賞。90年、『エトロフ発緊急電』で日本推理作家協会賞、山本周五郎賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。2002年、『武揚伝』で新田次郎文学賞を受賞。2010年、『廃墟に乞う』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スパシーバ@日日是決戦

112
C (2015年) 20年前(当時主人公は12歳)、妻と息子を残して消えた後、運河に転落し死んだ父。多くを語らず笑顔が消えた地元出身の母と父は大学の同期生だった! 父の死の事情について知りたいとその街を訪れることを決心。架空の設定とはいえ、道内出身者なら小樽や函館を思い浮かべるでしょう。それと気になった「白系ロシア人」。ネットで検索してみると、ロシア革命後ロシア国外に脱出、あるいは亡命したソビィエト系旧ロシア帝国国民とあるが、世界史に疎いため??(但し、ニコライ堂や函館ハリストス正教会は知ってます)。2016/07/26

それいゆ

105
佐々木さんの作品を初めて読みました。表紙裏の地図を何度も見ながら読んだので、この運河町の街路図が頭にたたき込まれ、通りや建物の位置関係がだいたい分かるようになりました。この作品の内容は街を歩く場面ばかりで、はたしてこんな細かい町歩きの描写が必要なのか?という疑問でいっぱいです。父が葬儀に出席した理由が最後に明らかになりますが、何か取って付けたような感じがします。もっと両親や漕艇部の人たち、亡くなった美加さんとの関係に絞った内容にしてほしかったです。漕艇部の事件も、私はこんな事件は何ともやるせなくて嫌です。2015/09/08

いつでも母さん

104
今作は途中リタイアか?と焦る。これは氏の『ファンタジー』の類だろう。読了後は、やはり佐々木ワールドを堪能した感じになっているのだ。恐るべし。小樽ではない(笑)北海道『運河街』が舞台。母が亡くなり結婚を控えた自分が、20年前にこの地で亡くなった父の死の謎を探す。そこは父の青春があった街。それはもう一人かつて自殺した女子マネと大学の闇を曝けだす事でもあったのだった。人には触れたくない過去が有る・・が結果、解明され尚且つ『運河街』に住もうとするも婚約者は来るか?色褪せたような街の雰囲気に惹かれて本を閉じた。2015/08/25

starbro

101
佐々木譲は新刊中心にコンスタントに読んでいる作家です。本作は地味なテーマながら著者の筆力で読ませます。但し、途中から結末が予想でき、もう少し頁数を増やし、捻りが欲しかった気がします。多少消化不良かな?2015/08/28

ふじさん

99
俊也は、20年前に失踪し、事故死で亡くなった父に何があったのかを真相を求めて、父が学生時代を過ごし、命を絶った郡府を尋ねることになる。多くの人々に、父の学生時代の話を聞く中で、見えなかった事実が少しずつ見えてくる。そこには、哀しく切ない真相が隠されていた。俊也が多くの人々との話から真実が少しずつ明らかになる手法は、佐々木譲の作品ではよくあり、謎解きの楽しさも存分に味わえる内容で面白かった。架空の北海道の地方都市を舞台に、その土地の風物を取り入れながら、当時の世相も織り込み、懐かしさも味わえる作品だった。 2022/06/27

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