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デビクロくんの恋と魔法

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093863629
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「100回泣くこと」作者が描く冬の恋!

書店員・光は、絵本作家になりたいな、という漠とした夢があった。恋に関しては、だいたい相手から告白されて付き合うが、「やさしいんだけど…」といわれて最終的には終わってしまう、なんとなくうまくいかないパターンが続いていた。そんな光には、「デビル・クロース」、略して「デビクロ」という謎のキャラに変身して、「デビクロ通信」なるイラスト入りのメッセージを添えた手製ビラを、ポストなどに無差別に撒くという意外な一面があった。
そんな光に思いを寄せる実家の鉄工所で働く溶接女子の杏奈の好意に気づくことなく、ある日、光は彼女に運命の人が現れた話を嬉々としてしてしまうが――。
圧倒的な多幸感に包まれた新感覚のラブ・ストーリー!

【編集担当からのおすすめ情報】
累計85万部突破のベストセラー「100回泣くこと」著者・中村航さんの書き下ろし作品です!
本編には、イラストレーター宮尾和孝さん描きおろしの「デビクロ通信」も多数掲載されています。

中村 航[ナカムラ コウ]
著・文・その他

内容説明

やさしいけど、ちょっとへたれな書店員・光にはもうひとつの顔があった。夜になると、「デビクロ通信」という謎のビラを、全力でボム(配布)するのだ。そんな光に、ある日、運命的な出来事が訪れる―。圧倒的な多幸感に包まれる、この冬読みたい、新感覚ラブストーリー。

著者等紹介

中村航[ナカムラコウ]
1969年岐阜県生まれ。2002年『リレキショ』で文藝賞を受賞しデビュー。『ぐるぐるまわるすべり台』で野間文芸新人賞を受賞。『100回泣くこと』は、累計85万部のベストセラーとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

風眠

152
「世界を知る。人を知る。友だちを知る。しくみを知る。勉強じゃない、知りたい!興味がある。あなたに興味がある。教えて!」(デビクロ通信第357号より)深いような、そうでもないような。でも心に引っ掛かるデビクロ通信。何とも言えない絶妙な的確さで、テロ的にばら撒かれる言葉。そのデビクロ通信を書いてばら撒いているのが、私生活ではちょっと残念な感じの書店員・光。幼馴染みの杏奈とは近すぎて本当の気持ちに気付けない。デビクロくんの魔法を自分にかけて光は走る、杏奈は待つ、そして最初の1ページ目へ。すれ違う恋の魔法の物語。2015/05/03

酔拳

140
生き難い青年が主人公です。主人公が、生きづらさを感じつつも、うまくはないが、恋をしたり、デビクロ通信をこっそり作成して、街にくばったりするのに夢中になっている姿に好感がもてました。 主人公が働いている書店が描かれていて、書店の裏側事情が知れてよかったです。2018/02/12

もりのくまお

134
可もなく不可もなく、読みやすいラブストーリーでした。先が読めるので、ページが進むのが遅い私でもサクサク読めました。後半の杏奈の気持ちが切なかったですね。好きな相手は別な相手を見ている。恋を応援しなければならない気持ちがとても伝わってきたように思えます。光がなぜデビクロくんに変身して、デビクロ通信をボムしていくのか、その辺りの動機をもう少し説明があっても良かったかなぁとも思います。デビクロ通信のデビクロくんが可愛かったですね。たまにはこういう読みやすいラブストーリーで心を温めても良いかもしれませんね。2014/05/24

takaC

132
{恋する}デビクロ通信以降はなかなかハラハラドキドキしながら読みました。二十年前まじめに第1号を書いたのならしっかり覚えておけよ、光!守れるものの総量はとても限られているのだから、なんだから。2014/05/05

masa@レビューお休み中

130
夢は夜の眠りの中だけで見るものなのかもしれない。恋は心の中で繰り広げるのがいいのかもしれない。社会にでて、仕事をするようになると、日常の生活に忙殺されてしまい、夢を見ることも、恋をすることも忘れてしまう。生きるために仕事をする…それは、大切なことだけど、ちょっと味気ない。必要なことだけど、ちょっと切ない。だから、ふとした瞬間に生きていることの意味を知りたくなってしまう。大きな夢でもいいし、素敵な恋の出会いでもいいから欲しいと思ってしまうのは、人間としてごく当たり前の行動なんだと思うんだ。2014/01/03

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