内容説明
ふざけんじゃねぇよ。ある日、新宿を歩いていて警官に捕まった小説家の「僕」は、大麻所持の現行犯で逮捕される。それから執拗な尋問、家宅捜索、過酷な留置所での生活が始まった。最愛の恋人との仲も引き裂かれ―。ようやく釈放されて、彼女と再会した僕を待ち受けていたのは、さらなる悲劇だった。
著者等紹介
嶽本野ばら［タケモトノバラ］
京都府宇治市生まれ。２０００年、書き下ろし小説集『ミシン』（小学館）で作家デビュー。０３年、『エミリー』（集英社）、０４年『ロリヰタ』（新潮社）が二年連続で三島由紀夫賞候補になる。また同年『下妻物語』（小学館）が映画化され、全国公開された（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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バトルランナ－
22
ためどしだったのね。警察でも大麻樹脂見逃すんだ。社内検査で俺が見逃すこともあるわな。ナバーナ今持ってた唯一のブリーチ聴いてるけどこれそんなにいいか!?でもHOLEのセカンドをアマゾンで取り寄せた。５点満点で４点。2014/11/05
ゆきちゃむ
17
【図書館】一度ライブハウスでお客さんとして来ていた野ばらちゃんをお見掛けしたことがあります。ロッキンホース履いてリズムに乗ってた後ろ姿をとても強烈に覚えている。ななのば一回くらいは見てみたいなー。20150308-232015/03/08
商業主義の地獄ゆき
12
野ばらんは、これと変身と下妻物語が別格。何回読んだか分からない。自分達だけに分かる小さな世界を大切にする主人公が、とても好き。あいちゃんは先月出したの『破産』にも登場するよ。破産を読んで、またタイマを読み返しました。2012/12/20
アノニマス
9
大麻で逮捕された著者の拘置所体験記でもあると思うので、発売された当時は全然反省の色が見えないと散々叩かれていたことを思い出す。10年以上経った今になって読み返してみると、全然そんな風には読めないな…。グルメではないが普通に美味しいものは食べたいし、秩序を守るために常に時間に追われる生活も嫌なので絶対に拘置所には入りたくないと思った。終盤で語られる、世間が色眼鏡で見てくることは仕方がないという言葉は諦めだけじゃなくて、好き勝手言わせておけば良いという風にも受け取れて、なんだか勇気付けられた。2022/03/14
小瑠璃
8
本屋さんで初めてこの本を見かけたとき、おー！ネタにしてきよったか！と、ちょっと笑ってしまいました。大麻事件の時には、下妻物語くらいしか読んだことがなく。下妻物語を勧めてくれた友達がある日「嶽本野ばら、大麻で捕まってもたよ」と心配しながらも、ちょっと笑いながら教えてくれました。彼の物語の男の人は、ロマンチストだけど、正直ダメダメ。好きかと問われると、答えに詰まる。嫌いじゃないかな？ぐらいなら言えるかも。けれど友人も私も、要するに作者と彼の描く登場人物に情が湧いてるんだと思います。なんか憎めないんですよね。2014/07/01
