出版社内容情報
「谷崎潤一郎、三島由紀夫の系譜に連なる性文芸の異才」(亀井俊介・東大名誉教授)が奏でる官能美学の迷宮! 日本文学史上に屹立する名作『雨月』をモチーフに渾身書き下ろし7編。まさにエロスとホラーの饗宴の書。
著者は、知る人ぞ知る官能小説界のカリスマ。「谷崎純一郎、三島由紀夫の系譜に連なる性文芸の異才」(亀井俊介・東大名誉教授)が、日本文学史上不滅の名作・上田秋成原作『雨月物語』のリメークに挑んだ渾身の書下ろし7編を収録。まさにエロスとホラーとアートの饗宴というべき純粋官能美学の迷宮にして超絶技巧を駆使した妖怪異譚である(1白峰の巻、2菊契の巻、3浅茅の巻、4仏法僧の巻、5釜払いの巻、6婬蛇の巻、7青頭巾の巻)。7編それぞれに散りばめられた綺想と香気、壮絶なまでの快楽。口絵に配された著者自筆の美麗枕絵もコレクターもので見逃せない。
内容説明
上田秋成の古典名作を凌ぐ渾身書き下ろし。幻妖怪異譚七編。
著者等紹介
山口椿[ヤマグチツバキ]
1931年東京神田三崎町生まれ。作家・画家・チェリスト。1959年パリ、ピエール・ギュモン国際コンクール銀賞。作家としては60歳から著作を重ね10年間に50冊を上梓
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