縁もたけなわ―ぼくが編集者人生で出会った愉快な人たち

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  • サイズ B6判/ページ数 380p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093798648
  • NDC分類 281
  • Cコード C0095

出版社内容情報

松田哲夫氏が編集人生で出会った愉快な人々

2012年4月に週刊ポストで連載をスタートした書評家・松田哲夫氏の「愉快痛快人名録 ニッポン元気印時代」の単行本化企画です。松田氏は東京都立大の学生だった60年代半ばから「ガロ」編集部に足繁く出入りするようになり、そのまま編集の世界へ飛び込んだ筋金入りの<編集好き>。その後は大学を中退し筑摩書房に入社、数多くの作家・エッセイストなどの著作やオリジナルシリーズを世に送り出してきました。関わった寄稿家は水木しげる、赤瀬川原平、鶴見俊輔、井上ひさしなど錚々たる時代の顔で、高度成長期という時代背景とも相まって、たいへんユニークで元気一杯な彼らとの交流エピソードがてんこ盛りです。人との関わりが生きていく上でこんなに大事、ということが<関わり下手>の現代人にもよく分かって貰えて、感動できる一冊です。



【編集担当からのおすすめ情報】
南伸坊氏の似顔絵がこれまた絶品!!

松田 哲夫[マツダ テツオ]
著・文・その他

南 伸坊[ミナミ シンボウ]
著・文・その他/イラスト

内容説明

天性の編集者に縁あった多士済々、綺羅星の如き大宴会。

目次

第1章 図画工作|ガロ|ねずみ男|泊りぐせ|櫻画報(安野光雅さん;山口昌男さん ほか)
第2章 現代漫画|選挙|ひょうたん島|終末から|倒産(鶴見俊輔さん;東海林さだおさん ほか)
第3章 スキゾ|江戸人|文学の森|路上観察|頓智(天野祐吉さん;浅田彰さん ほか)
第4章 不思議の品|風俗|大宰賞|デジタル|包帯クラブ(クラフト・エヴィング商會さん;関根勤さん ほか)
第5章 ミッキー|ホルモー|小学生|美しき野獣|スーダラ男(西加奈子さん;万城目学さん ほか)

著者等紹介

松田哲夫[マツダテツオ]
編集者(元筑摩書房専務取締役)。書評家。1947年東京生まれ。東京都立大学中退。70年、筑摩書房に入社、書籍編集者として四百冊以上の本を編集。『ちくま文学の森』『ちくま日本文学全集』「ちくま文庫」「ちくまプリマー新書」を創刊。96年にTBS系テレビ「王様のブランチ」のコメンテーターになり十二年半務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

緋莢

7
編集者という仕事につくきっかけとなった『ガロ』編集部、その編集長・長井勝一、面と向かって「敵」呼ばわりする呉智英、ある一言で、激怒させてしまった井上ひさし、天童荒太を読むきっかけとなった関根勤・・・編集者人生で出会った作家、漫画家、芸能人など様々な人々との交流を書いた本。2015/02/04

xtc1961ymo

6
ちくま書房の顔、松田哲夫さんが「週刊ポスト」に連載した、交友録をまとめたもの。私の読書歴読書傾向はこの方抜きには語れないほど影響をうけてます、松田さんの唯一の雑誌(しかも失敗した)「頓智」10冊全て買ってました。ちくま文学の森にもお世話になりました。赤瀬川さん南伸坊さんの美学校ラインとの邂逅が大きいですね!ガロとの関わりも大きな財産です。無邪気な面白主義が仕事になってしまう、天性の編集者なんでしょうね!是からも期待しております。今年読んだ本ではダントツに楽しめました。「現代の眼」の「論壇地図」は本当に根を2014/09/20

おや

2
図書館の特集『縁をむすぶ 縁をつなぐ』コーナーで発見。ブランチのブックコーナーがを担当してた松田哲夫さんの本 ブランチでの普通の編集長さんのイメージしかなかったけど、いろんな人との交流が短編で綴られてて面白い。 彼も安野光雄さんの教え子(当時小4)だった事に驚き。 学校の先生が与える影響ってすごいのですね 数学者の藤原正彦さんとの共著『世にも美しい日本語入門』を少し前に読んだのですが、この本を企画したのが松田さんとの事。人の縁を感じる1冊です2016/01/14

かにょっきー

2
王様のブランチの本のコーナーは欠かさず録画して見ています。作家の動く姿が見れたり、話題の本が生まれるまでを知れるのが楽しいので(^^♪ 松田さんが紹介された本で影響を受けたものが多いなと改めて感謝。本のコーナーの裏話が沢山紹介されていて面白かったです。谷原さんや優香の読書量の多さにもビックリ。2014/10/15

ひろチッチ

1
編集者という職業柄か、取り上げられている人の中にも変な人(失礼にならない言い方が思いつかないw)が多く、濃い人生を歩んでいるなぁと羨ましく思った。自分も松田哲夫さんのような人と深くつきあえるような人生を送りたいと思えた。来年就職活動を控えたこの時期に読めてよかった。しかしこういう本を読むと、読みたい本が消化しきれないほどにどんどん増えていく…。2014/12/08

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