なぜザ・プレミアム・モルツはこんなに売れるのか?―6年連続売上増を達成した「最高金賞のビール」へのサントリーの取り組み

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093798167
  • NDC分類 588.54
  • Cコード C0095

出版社内容情報

45年間赤字が続いたサントリーのビール事業を黒字化する原動力となった『ザ・プレミアム・モルツ』はなぜヒットしたのか。携わった社員への取材で明らかにしていく。

内容説明

デフレ下で高級ビールを売るために会社と社員はこう動いた。販売量「5年で20倍」の秘密。ヒットの研究大法則。

目次

第1章 営業―デフレに負けない“売る技術”(“攻め”に徹する営業;「暗黒の時代」から続く取り組み;「ハレの日営業」への新たな挑戦;「飲用時品質」を高める)
第2章 開発―失敗を成功につなげる“生む技術”(開発者が貫いた「理想追求」の志;開発秘話から見えた「ヒットの法則」)
第3章 生産―最高レベルの品質を進化させる“つくる技術”(原料調達のプロの「真剣勝負」;ベテラン工場マンたちの「こだわり」;現場に伝承される「暗黙知」)
第4章 ブランド―つくり手の思いと消費者を“つなぐ技術”(パッケージ担当者の「閃き」;なぜ矢沢永吉を起用したのか;ギフト専門担当者が伝えたい「メッセージ」)
第5章 経営―組織を活性化させる“マネジメント技術”(なぜ「意識改革」が求められたのか;新市場創造の「その先」)

著者等紹介

片山修[カタヤマオサム]
1940年、愛知県名古屋市生まれ。経済ジャーナリスト、経営評論家として活動。学習院女子大学客員教授を務める。緻密な現場取材に支えられた企業経営論、組織論、人事論などに定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジェンダー

4
僕はお酒が飲めないので何とも言えないけどお酒を作るために作るだけではなく、パッケージから広告戦略、営業まで、一体となって頑張っているのが伝わってくる。ただ、最近若者のお酒離れが進んでいるのは苦味がないといけないという幻想に囚われているから若者がお酒を買いたいと思わないような気がする。2013/03/26

なかがわみやこ

4
販売の分析かとおもったらプロジェクトX系だった。読んだ後どうしても飲みたくなってコンビニで買った。2011/04/25

Kentaro

3
サントリーには戦前に一度、ビール事業の参入に失敗した経緯がある。戦後、再びビール事業に再挑戦したのは、1963年2代目社長の故佐治敬三氏だ。当時サントリーはウイスキーの販売が快調で絶好調だった。しかしながら、敬三氏はむしろこの成功に危機感をもっていた。現状に甘んじることを恐れた。いやしくも挑戦する姿勢を忘れたならば、小さな成功などあっという間に崩れ去る。そこで、敬三氏は当時自宅で静養していた創業者、故・鳥井信治郎氏宅を訪れ、枕元でビールへの再挑戦の決意を告げると、鳥井氏は、こういった。「やってみなはれ」。2018/11/04

Lily603

3
★★ 「競合が少ないところ(ちょい高めビール市場)への参入」と「ブランディング(CMばんばん、謎のモンドセレクション)」が一番のポイントな気が個人的にはしてたけど、そうでもないぞとの主張。うーん、でもこんなブランディング合戦(事実の誇張合戦)が起こっている世の中で、商品の本質を見極めるのは難しいなあとしみじみ思った。2012/06/23

あずきばー

3
ビール好きなのでふと図書館でこの本を目にした時、難しい用語がばんばんじゃないの?と思いながら手放せなかったw熱い男達の生き様。。。長らくビール業界で最下位を取りながらも、根負けしなかったサントリー。個人的にもプレモルを口にしたときに「おぉ(゚ロ゚屮)屮」と思ったことが確かにあります。大量生産なのに大量生産のようにはいかない・・・たかがビール、されどビール。2012/02/23

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