出版社内容情報
15年前の五十嵐一筑波大学助教授殺害はイランのイスラム防衛隊の犯行だった! ―イランの核開発宣言に対し、アメリカ政府強硬派は空爆で恫喝し、両国のチキンレースは崖縁まできた。世界経済は大産油国・イラン情勢の緊迫に大きく揺れ動かされている。日本経済の回復を妨げている原油高もまさにこの緊張が原因なのだ。なぜイランはアメリカを「大悪魔」と呼んで挑発を続けるのか。なぜアメリカはイランを「悪の枢軸」と敵視するのか。CIAの分析官を長らく務め、対イラン政策に深く関わった著者は、ペルシア時代からの歴史をふまえて、ホメイニ革命とアメリカの関わりの知られざる内幕を暴露する。米議会を騒然とさせた衝撃書を初公開!
目次
序章 持続する記憶
第1章 ペルセポリスからパーレヴィー王朝まで
第2章 レザー大王
第3章 醜い米国人
第4章 最後のシャー(国王)
第5章 革命の勃発
第6章 人質となった米国
第7章 全世界との戦争
著者等紹介
ポラック,ケネス・M.[ポラック,ケネスM.][Pollack,Kenneth M.]
1966年生まれ。イェール大学卒(1988)、マサチューセッツ工科大学(MIT)でPh.D取得(1996)。米中央情報局(CIA)でイラクとイランの軍事情勢の分析官(1988‐1995)を務めた後、クリントン政権の国家安全保障会議(NSC)で、中東・南アジア情勢担当部長(1995‐6)とペルシャ湾情勢担当部長(1999‐2001)を歴任した。現在は首都ワシントンにあるブルッキングス研究所中東政策サバン・センターの研究部長。ワシントン在住
佐藤陸雄[サトウリクオ]
1939年生まれ。京都大学卒。毎日新聞社に入社、ニューデリー(兼テヘラン)とカイロの特派員、ワシントン支局長、論説委員を歴任。その後、四天王寺国際仏教大学教授(国際関係論)を務め、2005年退職。現在は「国際塾」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Masayuki Shimura
yooou