出版社内容情報
主人公・梨田雅之は、大学を卒業し社会人となった。だが、毎朝決まった時間に会社に出かけ、夕方になると同僚と飲みに出て、上司の悪口や同僚のうわさ話をする平均的サラリーマンの生活に馴染めるわけもなかった。月々の給料から貯金して、やがては結婚してマイホームを購入するという人生設計を望むべくもなかった。早々に、際限もないギャンブルの深淵へ落ちてゆくのである。競輪で大穴を当てて、いきなり年収の3年分のカネを手にした。そしてイカサマ麻雀で大金を失い、借金まで負った。もう後戻りはできない。梨田は遂に先物取引の世界に足を踏み入れてゆく……。自伝的ギャンブル小説『病葉流れて』完結編。
内容説明
伸るか反るか！？気の遠くなるような大金と男の義侠心を賭けた最後の大勝負が始まった。毀れゆく者、なにを祈る。超弩級ギャンブル小説『病葉流れて』完結編。
著者等紹介
白川道［シラカワトオル］
１９４５年北京生まれ。湘南育ち。一橋大学社会学部を卒業後、広告代理店勤務、旅行代理店経営などを経て、バブル経済の渦中で株式投資顧問会社を主宰。同時に競輪に没頭する日々を送る。バブル崩壊後、曲折を経て９４年『流星たちの宴』で作家デビュー
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感想・レビュー
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Anaje
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ほどよく力が抜けた感、前作より好き2012/10/10
48.2゜F
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ガン牌はどんな感じに作られてたのか気になる。2016/01/19
08041511
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病葉シリーズは何回も読んだけど、梨田君は確かにどんどん崩れて行くね。 先物取引と麻雀の博打小説としては秀逸です。 結構ドロドロとしたシーンも出てくるけど、白川さんの文章が上品なので、読み終わっても爽やか2014/12/30
たに
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★5 自伝的ハードボイルド小説、ページを捲る手が止まらない2014/03/15
lefty58
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『病葉流れて』の第三章。かなりハードボイルド的な内容になり、面白かった。主人公の梨田が就職した時点から話が始まるが、展開がスピーディーで飽きずに読破できる。男ならこんな生き方もしてみたい。絶対無理だけど... ラストシーンはちょっとありきたりだった。第四章はあるのかな♪2013/03/20
