出版社内容情報
さまよえるバックパッカー斉藤政喜がアジア各地のトイレ事情を体験リポート。低い視点から見た文化の違いに感動したり驚いたり。ダライ・ラマのウンコ伝説やブタのトイレの正体やいかに! 詳細イラスト担当・内澤旬子。
どうしてこうまで違う!? 近くて遠いアジアの国々のトイレ事情を、さまよえるバックパッカー“シェルパ斉藤”こと斉藤政喜が体験しつつ報告する異色ルポルタージュ。どっちを向いて座ればいいのか? 何を使って拭けばいいのか? 同じ人間のすることなのに、わからないことだらけの“もの出す”行為。魚のエサにするところもあれば、全裸になってする人たちもいる。驚き感動しながら、時にダライ・ラマのウンコ伝説とブタのトイレを追ってネパールへ赴き、時に上海の簡易トイレを求めて路地を彷徨する我が取材班。遠く長いトイレット・ロードの果てに見えてくるのは、いったい何? 同行した鋼鉄の女性バックパッカー内澤旬子の微に入り細に入るイラストを得て、アジアの“もの出す人々”が今、鮮やかによみがえる。
内容説明
体当たりトイレ探訪旅行記。入った!見た!出した!誰も伝えなかったアジアの裏側。
目次
中国
サハリン
インドネシア
ネパール
インド
タイ
イラン
韓国
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
川上
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アジアの便所たち、内澤さんのイラスタは淡々としていて好きだわ。印象的だったのはネパールの豚便所、出したそばからペチャペチャ咀嚼されるのはちょっとこたえる。さすがにその豚肉は食す気にならないな。 斉藤さんの文章はちょっとぬるめ。2016/06/10
オノ版図
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内澤さんのイラストとの相乗効果で、すごく濃い本でした。知らないことを知れる、という読書の楽しみを最大限味合わせていただいて、読書中は幸せな時間を過ごせました。「もの出す」前の、「もの食う人々」や妹尾河童さんの「河童が覗いたトイレまんだら」を再読したくなりました。2014/04/20