出版社内容情報
星の数ほどある歌集の中で、ひときわ光彩を放つ二大勅撰和歌集――『古今和歌集』『新古今和歌集』より、秀歌300首余りを厳選して、味わい深い現代語訳とともに収録。紀貫之、小野小町、在原業平、西行法師、藤原定家ら歌人がつむぎ出す、日本語の美の世界を堪能する。
小沢 正夫[オザワ マサオ]
著・文・その他/翻訳
松田 成穂[マツダ シゲホ]
著・文・その他
峯村 文人[ミネムラ フミト]
著・文・その他
内容説明
きらめく日本語の美の世界ここに極まれり!二大勅撰和歌集の雅びな饗宴。歌の魅力をそのままに、わかりやすい現代語訳と解説ですらすらよめる新編集。
目次
古今和歌集
新古今和歌集
著者等紹介
小沢正夫[オザワマサオ]
1912年、東京都生れ。東京大学卒。平安文学専攻。愛知県立大学名誉教授。2005年逝去
松田成穂[マツダシゲホ]
1926年、北海道生れ。東北大学卒。平安文学専攻。金城学院大学名誉教授。2001年逝去
峯村文人[ミネムラフミト]
1913年、長野県生れ。東京文理科大学卒。和歌史・中世文学専攻。東京教育大学名誉教授。2004年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Tadashi_N
25
君が代は、古今和歌集から引用されていた。恋愛の部門に重きを置いている。2019/09/27
かふ
19
返却期限が来ているので、感想。この本は丁寧に解説されていて分かりやすい入門書。中学生・高校生にもいいと思う。むしろその時代にめぐり会いたかった本かもしれない。『古今集』も『新古今』も季節から始まるので入りやすい。『古今集』は『百人一首』や『伊勢物語』で馴染みある歌が多かった。『新古今』は後鳥羽上皇のプロデュースということで上皇好みなのかな。塚原邦雄『花月五百年 新古今天才論』のサブ・テキストとして。2023/04/16
圓子
4
新古今集部分読了。『釈教歌』伝教大師の一首は衝撃的。無季自由律みたいな(歌じゃないけども…)近代的な響きがする!2017/09/19
しろくじら
3
歌を詠む能力が必須という状況は辛いですが、こんなに素敵なものを送られたらそれだけで恋してしまう気持ちもわかります。歌が少ない真夏って暑すぎて情緒がないということなのでしょうか。2015/06/04
圓子
2
古今集部分読了。紀貫之、友則のいとこコンビが好きだな。掛詞は楽しいよね。一単語が短くて同音異義語がたくさんあるからこそできる遊びにだと思う。日本語の特徴のひとつと思うけど、どうでしょう?2016/10/20