出版社内容情報
植物状態に陥った少女が周囲の人々に支えられ再び生への道を。
森本佳子15歳。小学一年生の夏休み。学校の水泳教室で溺れ仮死状態のまま救急車で運ばれる。一瞬の出来事だった。しかも水泳指導員でもあった父親の目前の事故だった。それから九年間、必死の看護とリハビリの看護婦先生、家族の献身で、死の直前までいった少女は、今やひとりで歩き、食事をし、感情を表現するまでに快復した。母と看護婦さんの交換日記を中心とした快復への闘かう記録。
内容説明
事故にあってから9年間、森本佳子ちゃんの生へのたたかいは今も続く。感動のノンフィクション。
目次
第1部 『あと10分、への思い』(まさか!の死角へ;全身硬直と激しいけいれん;可能性は五分と五分;夫婦で誓い合う)
第2部 『時の流れよ、もっとゆっくりと』
第3部 『わたしは、いのちの力を見た』(最後まで諦めてはいけない;みんなで守って、伸ばしたい;どの子にも、生きる力を感じます;わたしの涙をふいてくれた;予期せぬ飛躍)