地球人ライブラリー<br> 遺伝子発見伝

地球人ライブラリー
遺伝子発見伝

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  • サイズ B6判/ページ数 249p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784092510401
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0398

出版社内容情報

肺炎双球菌の実験でDNAが遺伝を担う物質であることを最初に発見・実証したロックフェラー医学研究所の科学者エイブリー。世俗的な名誉をすべて拒絶し、研究ひとすじに没頭した天才科学者の人生を活き活きと描く。

 肺炎双球菌の実験でDNAが遺伝子の正体であることを最初に発見・実証したロックフェラー医学研究所の科学者エイブリー。この発見によって、のちに有名なワトソン・クリックのDNAモデルが生み出されたが、エイブリーの名は、その偉大な業績に比べてあまり知られていない。ロックフェラー医学研究所で彼と研究を長年にわたっておこない、公私ともに深い交友を結んだ著者デュボスは、「敬愛する恩師エイブリーこそが近代分子生物学の進路を切り開いた先駆者である」ということ、また、その業績を広く伝えるために本書を記した。 エイブリーは、いつも「自分で吹いたシャボン玉は自分ではじかせよ。夢や仮説はいくらふくらませてもよいが、ふくらませっぱなしではいけない」といい、どんなにすばらしい着想も実験で裏づけられなければ決して満足しなかった。本書は、世俗的な名誉はすべて拒絶、研究ひとすじに生きたエイブリーの生涯について、また、1901年にアメリカの医学界で芽生えた実験科学の精神をもとに創立されたロックフェラー医学研究所の当時の様子を活き活きと描いた伝記である。

内容説明

「自分で吹いたシャボン玉は自分ではじかせよ。夢や伝説はいくらふくらませてもよいが、ふくらませっぱなしではいけない」。どんなすばらしい着想も実験で裏づけられなければ意味がないといい続け、つねに根気強く実験をおこない、予想どおりの結果を得るまでは決して満足しなかった科学者エイブリー。世俗的な名誉はすべて拒絶し、研究ひとすじに生きてきた彼が、肺炎双球菌の実験で遺伝を担う物質がDNAであることを発見したのは65歳のときだった。1901年にアメリカ医学界で芽生えた実験科学の精神をもとに創立されたロックフェラー医学研究所で、エイブリーと長年をともにすごした著者が活き活きと描く、近代生命医学の進むべき道を示したひとりの天才科学者の素顔。

目次

第1章 天才たちの拠点
第2章 エイブリーの生涯
第3章 基礎医学への道
第4章 実験科学への情熱
第5章 抗細菌増殖性免疫の魅力
第6章 生物学的特異性の化学
第7章 細菌の変異
第8章 遺伝子とDNA
第9章 思い出すままに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

2
遺伝子を発見した科学者エイブリー伝2023/05/16

ひつじ

0
グリフィス、エイブリー、ハーシーとチェイスの遺伝物質がDNAだと解明されるまでの流れが全然わからなかったんだけど、この本のおかげでかなり理解できた。教科書だと抜けてる部分がちゃんと書いてあり、さらに読みやすくて良かった。2015/09/04

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