出版社内容情報
幻の文明に近づく者達に迫る暗殺者の影!!
“アトランティスを探す者は、必ずある暗殺集団に命を狙われる――。”
アトランティスを探すというプロジェクトに参加した富豪たちが、次々と謎の死を遂げる中、クロアチアへ飛んだ入矢とユリは、ドゥブロヴニク郊外の山で、マルコ・ポーロの『東方見聞録』の祖本を入手する。一方ギリシアでは、ある取引のために、まったく面識のない入矢になりすました中国系ギリシア人のコーが、次々と殺人事件に巻き込まれる。暗殺者の影は、ギリシアに飛んだ入矢とユリにも迫ってくるが――!!
遙か太古の昔から、人類の好奇心をくすぐった幻の文明・アトランティス。壮大な構想でその謎を解き明かす、本格考古学ミステリー、2冊同時に文庫版で刊行開始!!
【編集担当からのおすすめ情報】
アトランティスに関する文献は、古代より、聖書の次に多いといわれています。この作品の中では、今まで数多くの人間達が唱えた説とはまったく異なるアトランティスの新説を、壮大な構想と抜群の洞察力で展開していきます。秀逸な画力を持つ魚戸氏の絵も必見!!果たしてアトランティスは、どこに存在したのか…!?お楽しみに!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
JACK
5
◎ 中国人、ニコス・コーは闇の古美術オークションで競り落とした物を偽名で受け取る仕事を引き受けた。その偽名はシュウゾウ・イリヤ。商品を受け取り、引き上げようとした彼の元に、見知らぬ男が近付いてくる。その男は背中をナイフで刺されており、持っていた本をユリに渡して欲しい、と言うのだった。訳もわからず逃げ帰ったコーの行く先々で何者かがコーを捕まえようとする。なぜ自分が狙われるのか。コーは本物のイリヤに会うことを決意する。アトランティスを探るものを狙う暗殺団「山の老人」の魔の手から入矢とコーは逃げる事が出来るのか2013/02/26
Sugar
1
2014/08/19 ものすごく好きとは言えないんだけど、じわじわと面白い。ルイくんの決闘の話が良かったな。殺し屋さんはあっさりいなくなってしまったな。2014/08/19