出版社内容情報
"文明が荒廃した近未来。バイオ鳥肉の細胞から誕生した天才科学者""チキン・ジョージ""を中心に、滅亡の危機に瀕した人間たちの苦闘を描く、楳図ワールドの集大成的作品が、待望の文庫版で登場。"
"▼第2章/緑の髪の少年(23)?(35)▼第3章/不老不死の血(1)?(7)●主な登場人物/チキン・ジョージ(バイオ鳥肉のササミ細胞から誕生した天才科学者)、ルーシー(チキン・ジョージの手により、知能を高度に発達させた鶏)、アーサー・ヤング(アメリカ合衆国大統領)、ミッキー(チキン・ジョージに捕えられた少年)●あらすじ/チキン・ジョージに捕らえられた少年・ミッキー。脱出を試みる彼を、謎のロボットが襲う! そして、なんとか難局を逃れたミッキーが命からがらたどり着いた先は、チキン・ジョージのいる部屋だった。チキン・ジョージは彼に、「君が戻ってくるのを待っていた」と告げるが…(第2章・23)。●本巻の特徴/アメリカ合衆国大統領・ヤングは、ついに混乱の元凶である、ニワトリ頭の天才科学者""チキン・ジョージ""と相対することに! 動物VS人間の闘争は、さらに過激化する! 巨大な恐竜が暴れ、人間が不気味に溶け出していく…。天才・楳図かずおのイマジネーションに圧倒される最新刊!●その他の登場人物/スーザン(大統領の妻)、アメリカ(大統領の子供)"
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フロム
7
毎巻、毎巻トラウマ必至なシーンがあるのだが、その中でも本巻はカナリ強烈なシーンがある。中学生くらい迄は読ませない方が良いと思う。割とマジで。正直45歳の僕ですら結構キツイ。さて、楳図の凄ポイントは数々あるのだが、世界観が完成されてるので冷静に考えるとおかしな造形や理屈も「ま、ありかな?」と何となく納得してしまう所。何と言うかエラーやバグを認識する前に事態が凄いスピードで進展し、目力や顔力が凄すぎて圧倒されるため脳の処理が追っつかないのだ。読者よ抗うな、楳図ワンダーランドに身を委ねるのだ 2022/03/28
たにしぃ
7
再読。クラインの壺登場2014/02/06
山野辺ワラビ
2
アメリカ大統領のスーツに目がちかちかする。空間を歪めて小さなツボを研究所にしたり、チキン・ジョージの技術力は予想を超えている。どうやって博士号を取ったのか。実験台にされた奴は思ったより悲惨だった。チキン・ジョージはユニークな顔をしてても人間には容赦無いらしい。そして、本人も手下もオネエっぽい大金持ちのローズが出て来た。経済界のトップらしいが、大統領を呼びつけたりその立場はイマイチ不明。2014/09/06
かっぱ
1
クラインの壷がつぼった。おもしろい。2011/07/13
ペコ子
0
動物たちの方が知能が優れているのね。設定もストーリーもぶっとんでて続きがきになります。2017/10/08