出版社内容情報
必見! ゼロ年代SFの金字塔!!
時夫の息子・キリヤの前に現れる青羽の幻影は、時夫の夢への関与を止めるように、と警告する。それとリンクするかのような関係者・目白の事故死。そしてキリヤの前に、青羽の夢の中に現れる男の子によく似た少年・パインが現れる。彼はキリヤのことを、グリーンホームという施設で一緒に育った「タカ」だと主張するのだった。一方、青羽の夢の調査を続ける時夫は、やがて「バルバラ」の世界から大きなダメージを負い・・・!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪紫
34
再読。キリヤを誘ったり、みんなをトランスさせる青羽に改めて怖さを覚えつつ、謎が深まる。ここで終わるのはズルい。2020/10/10
雪紫
31
再読。何度読んでも神秘的でドキドキだし、最後の引きはズルい。2021/01/13
かおりんご
25
漫画。まだまだ分からないことだらけ。パインがエズラで、タカがキリヤ?偉大なる陰謀が渦巻いているのか。SFのようでいて、ファンタジーのようでもあるつかみどころのない展開。最後まで、予想がつきません。2021/01/05
まりもん
16
友人に借りて読了。眠っている青羽がキリヤに接近していくことで怖いことになりそう。2014/06/28
ふりや
14
様々な人物や出来事が怒涛の様に登場するのでスピード感が凄い。そしてどんどんスケールが大きくなっていき、伏線が広がっていく。それぞれの登場人物が絡み合い、合流して、遂に眠り続ける青羽の元へ。読んでいるうちに、現実と夢の境目が曖昧になっていくような不思議な感覚に襲われる描写が非常に秀逸です。火星の記憶、現在と未来の境、親子の絆などのエピソードが複雑に交錯する様子も見事。そしてラストで待ち受けていた母の口から語られるキリヤの秘密とは?ゆっくり読もうと思っていたのですが、面白くて止まらないのでこのまま最終巻へ!2020/06/11