出版社内容情報
西炯子が描くもうひとつの男と女のラプソディー。
受験勉強に専念するため、残り少ない高校生活は「女断ち」すると覚悟を決めた「煩悩の塊」・佐藤敦士。けれども、彼は山王みちると再会して、またもや煩悩の世界に絡めとられてしまう。リベンジはあるのか？ 傑作青春オムニバスシリーズ、堂々の完結編。
西 炯子［ニシ ケイコ］
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソラ
23
A:佐藤君の恋が成就してよかった。佐藤君が深夜レールの上を走っていくシーンが印象的。信じることが怖いけれども、それでも信じてみようと思うというところ。自分は踏み込めそうにない2013/05/19
ぶんぶん
12
【再々読】なが～い、長い、オムニバスもこれで終わり。 佐藤くんとみちるのお話しも終わり。 こんなカップルも有って良いと思いますが、最後まで本気の恋かどうかは判らない。 でも、若いって時は、こんな些細な事も大げさに考えてしまう物なんですね。 川中高校の演劇部で始まった「ＳＴＡＹ」ですが、終わってしまえば、佐藤君とみちるの独壇場。 西炯子の書きたかった物は何だったんだろう。 「ＳＴＡＹ」を読み返す度、考えるんだろうな。 2021/04/20
ako
12
最終巻。みちると佐藤くんの最終結末まで。最初佐藤くんのウジウジしてる感じややらしい事しか考えてのが嫌だった。でも彼がそんな風になったのは何故かを知り、必死であがいているのだとわかった。そんな佐藤くんをとみちるはすぐ見抜いていたんだな。私はみちるが何を考えているのかなかなか気付けなかった。でも読み返してみるとこういう結末になる兆しはあった。佐藤くんの前ではみちるはみちるらしかったしね。なんにせよ良かった。2015/01/13
ぶんぶん
9
【再読】長い、なが〜い佐藤くんと山王さんのお話もおしまい…いろいろあった二人ですがラストはhappyみたいです。 川中高校演劇部の話がこんな結末を迎えるとは。 青春、バンザイ！2016/04/13
ごま
8
一巻からまとめて。娚の一生しかしらなかった西さん。そっかー、色っぽい漫画を描かれると思っていた。昔から人の心の奥にある、出来れば仕舞っておきたいものを表現するのが上手だったのね。登場人物ではやっぱり双子座の女、刈川さんが好きだ。こんなビールぐびぐび飲む女子高生は嫌だけど（笑）みんなみんな、行く手には希望と光あれ！2017/07/03
