ビッグコミックス<br> はっぴーえんど 〈3〉 命をつなぐ

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ビッグコミックス
はっぴーえんど 〈3〉 命をつなぐ

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  • サイズ コミック判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784091898050
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C9979

出版社内容情報

「看取り」の医師が在宅医療の今と向き合う

外科医として将来を期待されていた天道陽は、愛する妻を過剰ながん治療で失ったことから在宅医へ転向する。函館に、「あさひ在宅診療所」を開業して、看護師の吉永小百合とともに、患者の自宅を一軒一軒回る生活で大忙しの毎日を送っている。
そんなある日のこと。天道は、祖母を失って“死の意味”について疑問を抱えた少女・夏美と出会うが・・・・・・!?



【編集担当からのおすすめ情報】
日本では在宅医療はまだまだ進んでいるとは言えません。人生の最期を愛する家族と自宅で過ごしたいと思っている方は大勢います。でも、病院での死を選択する、選択せざるを得ない方が多いからです。この作品の主人公・天道は、在宅医療の未来を信じています。おっちょこちょいで先走りしてしまうクセはありますが、患者がどうすればハッピーな最期を迎えることができるかについて、人一倍考えています。そんな天道の目を通して、日本の医療の現実と、人間の温かさを伝えていきたいと考えています。高齢化社会を迎えた日本人必読の、これまでになかった医療漫画です。

(目次)
第17話 瀬戸際の花嫁(後編)
第18話 二人のバーバ
第19話 命をつなぐ(前編)
第20話 命をつなぐ(中編)
第21話 命をつなぐ(後編)
第22話 兄貴と俺と時々母さん
第23話 カリフォルニアの親戚(前編)
第24話 カリフォルニアの親戚(後編)


魚戸 おさむ[ウオト オサム]
著・文・その他

大津 秀一[オオツ シュウイチ]
監修/企画・原案

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

88
魚戸さんの在宅医療シリーズのコミックの第3巻目です。地方都市で人口減少・高齢化に悩む函館を舞台にしており、さまざまな老人やその家族などを登場人物にしてうまく描かれていると感じます。このようなコミックはあまり魅力がないのでしょうが、今後の問題点をうまく書いていて私は参考になります。2018/05/03

陽子

13
「いのちを繋ぐ」というテーマで、おばあちゃんを亡くした女の子と、お母さんが末期ガンの女の子の触れ合いが描かれていました。「命は一つだから、二度とは会えないけれど、必ずいつも側にいるんだよね。」という下りに涙腺が緩みました。年老いていき、友達を次々に見送る人たちの思いは辛い。独居高齢者問題。さらに在宅医療の不信感への意識改革など、まだまだ様々な問題があるのですね。2018/07/05

ちぇしゃ

9
グリーフケアと死の意味についての巻。子どもが親族の死を受け入れるには、大人以上に納得が必要。 介護と看病と看取りの問題について、子どもには説明しない親御さんも多いのだけど、それが一番子どもの心を傷つけてしまうことに気が付かない。それも「誰のため」の配慮なの?ってこと。 「カリフォルニアの親戚」問題など、もう本当に頷くしかなかったよね。こんな風にすらっと解決できたなら、本当に良いのだけど…。2019/05/16

らなん

7
函館で在宅医療をしている医師の人を描いた本。「家裁の人」が好きだったので、同じ絵で和むなあ。絵だけど「家裁の人」の主人公も出てきたし。札幌も話の中に出てきたけど、やはり函館の街の絵はきれい。自分が選択出来るとしたら、自宅で痛みを緩和してもらいながらのこういう亡くなり方が理想だな。2018/10/02

yuki

4
お友達からすすめられてお借りし一気に3冊読んでしまいました。患者さんや家族の場面では、はっと思わされることがたくさんあって…弱い自分を見せられます。でもそれでもいいんだよって天道先生が言ってくれているとも思えました。よかったです。2019/09/05

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