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出版社内容情報
双子の女の子…同じ遺伝子なら、同じ人生？
双子の女の子「はじめ」と「ニノ」。おとなしいはじめに対して、積極的なニノ。見た目はまったく区別がつかない二人だけど、その性格は二通り。でも、二人ともたった一人の男の子に恋をした…その相手は、隣に住む男の子。成長するにつれて、それぞれの生きざまの違いが明らかになる二人。年頃になり、一人は、セックスを、した。一人は、セックスを、しなかった。セックスは人生に何を与えてくれるのか。あるいは、何も与えてくれないのか。セックスをめぐる人間模様を描きだした好評連載――双子の人生を追った連作シリーズ「双児編」を一冊にすべてまとめた完結第4集！
【編集担当からのおすすめ情報】
この巻では全体を通して二人の女の子の人生を追っていきます。同じ遺伝子、同じ顔、双子の女の子、「はじめ」と「ニノ」。セックスについて考えるとき、きっと誰もが一度は「あの時、あの人とセックスしなければ」、あるいは「あの時、あの人とセックスしていれば」と想像したことがあるんじゃないでしょうか。それはもしかしたら人生の大きな転換期になったかもしれないし、そうじゃないかもしれません。いずれにしても、セックスって、してもしなくても心のどこかにいつも引っかかってる、厄介なものだという気がします。連載全36話を読み終えて、セックスに興味ありますか？ ありませんか？
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
wealth
3
そうかここに帰結するかー、という、いい最終巻でした。考え方の変遷が興味深かったです。リアルなんで、映画にしたらどうだろう…。このシリーズ貸したら「えろいね」て感想しか返ってこなかったんですが、えろいかなぁ…そう思った事はないなぁ…深めだと思うんだけどなぁ。潔癖なはじめはでもやっぱうんフィクションだなって思いました。ニノの結婚生活が幸せそうで、いいなって。2012/08/04
あっきー
2
完結。 双子と愛とセックスの在り方。 最後を締めるに相応しい題材とラストだったと思う。 非常に感銘を受けた。響くモノがあった。 『子供をつくるのだけがセックスじゃないの』 この台詞をリビドー以外のニュアンスで聞いたのは初めて。 そしてそれが『子供をつくる』と同等に尊いものだと。 すばらしい。2012/07/13
バッタ屋みどり
1
最後に好きな話に戻った！セックスさいこー！2018/02/01
わびすけ
1
一気読み。セックスを通して様々な人間関係を描くオムニバス。構成の仕方が独特で良くも悪くも印象に残る話が多く、とても面白かった。セックスを楽しいと思う人、嫌悪する人、紡いでいく尊いものと考える人など、人によって意見が別れ、折り合いがつけれないテーマだと思う。密接に関わってくるセックスという題材に「なんか」というタイトルをつける作者のセンスがとても好きです。多様な価値観を知る大変意義のある作品でした。2016/10/21
うにやま=ゆぅ
1
★★★☆☆ 最終巻。この巻は３巻までと違い、１冊まるまる同じ人(双子)の話。綺麗にまとまっております。2013/10/02
