IKKI COMIX<br> 破戒 - ユリ・ゲラーさん,あなたの顔はいいかげん忘れてしま

IKKI COMIX
破戒 - ユリ・ゲラーさん,あなたの顔はいいかげん忘れてしま

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  • サイズ コミック判/ページ数 208p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784091885715
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C9979

出版社内容情報

諦めが身に付いた二代目若社長の前に現れた、暴力的でハレンチで美しい女。彼女との出会いが青年の日常を「破戒」する…。漫画界を震撼させた巨弾コラボレーション大作、ここに単行本化!!

▼第1話/世界はひとつの舞台、人間は男も女もみな役者。▼第2話/どんなことでも来るなら来るがいい。どんなに荒れた嵐の日でも時は流れる。▼第3話/恋とは何?恋とは明日のものではない。今が楽しいのなら今笑えばいい。先のことなど知るものはない。▼第4話/君を夏の一日にたとえようか。君はさらに美しく、さらに穏やかだ。▼第5話/前兆など気にするものか。たった一羽の雀が落ちるのにも、神の特別な摂理がある。……覚悟がすべてなのだ。▼第6話/この世の営みの一切が、なんと浅ましく、忌まわしく、味気なく、無意味なものに思えることか!▼第7話/芝居はしまいまでやらせてくれ。▼松尾スズキ×山本直樹、超鬼才クリエーター対談●主な登場人物/カズシ(小さな製本工場の若社長。事なかれ主義な日常を送る、落語好きな31歳)、ミツコ(背の高い帰国子女。落語の寄席でカズシに声をかけてきて…!?)、ノボル(カズシの製本工場の工員。作業中の事故で右手の指を3本切断してしまった)●あらすじ/小さな製本工場の若社長として、不況のあおりを食らいながらも、それなりの日々を過ごしているカズシ。ある日、若いバイト工員・ノボルが裁断機で指を切断してしまう事故が発生。面倒なことを

―ユリ・ゲラーさん、あなたの顔はいいかげん忘れてしまいました―

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

阿部義彦

10
今は無きIKKIに連載した作品。原作が松尾スズキ。結婚詐欺とオカルトの融合。ここまで救いの無い結末もメジャー雑誌でないから出来ること。オープンエンド、バッドエンド多いに結構。あー漫画で酔っぱらってしまた。最近CUE comicsより新装版として復刻されたみたいですね。もともとは映画の原作だったのか。陰謀が渦巻く危険な世界。子供は読んではいけません。2015/08/22

★SputniK☆

2
シーン、シーンは印象的で強烈なのだけど全体でみると一貫性がないように感じる。説明もあえて放置し、読み手の想像に期待するような作り。ハマる人はこういう作風はハマると思います。僕はこういうの好きではないけど、嫌いでもないです。2010/06/07

yoruyuki

1
基本は山本直樹なんだが時々急浮上してくる松尾ちゃん節、という感じ。切断とか超能力少年とか、90年代の松尾脚本にはよく出てくるモチーフだったなあ。ストーリーテラーとして淡々と状況を受け流し続ける主人公って、奇しくも山本作品にも松尾作品にもどっちも出てくるので、なにか妙なリンクによるドライブ感があってゾクゾクした。2018/01/02

臓物ちゃん

1
鮮烈に描かれる古典的な超能力がたまらない。ラストで敵対する男が二人とも泣いていて女がずっと黙ってるシーンは圧巻。2014/08/15

かーる

1
うん。初期の山本直樹……いや、森山塔っぽい、と言えば良いのだろうか。松尾スズキのハチャメチャな物語を、どこか冷めた視点が見つめているような、そんな感覚。久しぶりに彼の漫画を読んだが、やはり彼は癖になる。2013/06/30

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