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出版社内容情報
個の力を自己が仲間が突き詰める第8集!!
必死に真摯に、東京でジャズを
演奏し続ける10代トリオ「JASS」。
その中で、憧れのジャズクラブの男に
ソロ演奏と日頃の姿勢を
激しく酷く評されたピアニスト・雪祈は
沈む心を胸に、新たに歩もうとし始める。
だが、考えても努力しても
思うようなソロが出来ない・・・
そのライブ中、大が突然・・・!?
石塚 真一[イシヅカ シンイチ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
wata
69
雪祈も玉田くんも、全力で自分の音を探してる。素晴らしいソロが生まれると良いなぁ(^^)いつか本物のジャズを聴いてみたいです♪2016/04/21
くりり
63
ユキノリの苦悩、玉田の努力、それぞれの壁にぶち当たって突き破る。音は出ません漫画だから(笑)でも、頭のなかではコルトレーンを聴いている。2016/04/19
めしいらず
54
手グセや模倣に陥らず、アドリブで新しい音楽を紡ぐこと、紡ぎ続けることは、どれほどの困難だろうか。音の連なりに感性を研ぎ澄ませ、没入し、自分の輪郭がぼやけ、音と一体になる感覚。技術と理論で裏打ちし常にバンドを制御してきた雪祈にその壁は高い。大は雪祈をただ信じた。その瞬間突き放したのだ。ギリギリのところへと追い込み、そして煽る。お前の本領を見せてみろと。本人すら知らぬ部分が覚醒するのを期待したのだ。雪祈はひと時感情に身を任せ、それは音に乗り移った。そして聴く者らの熱気、そのうねりは、彼らを高みへと押し上げる。2017/07/18
hiro
53
大、雪祈、玉田の三人のなかで、一人遅れていた玉田も猛特訓もよりドラムソロがこなせるようになるなど、成長を続ける10代のジャズバンド「JASS」を認めて、応援してくれる人たちも徐々に増えてきた。そして、「JASS」にジャズフェス出場のチャンスがやってきた8巻だった。また、この若い「JASS」と対比させるように、応援してくれる人たちの人生が垣間見えるところも良かった。この『BLUE GIANT』もあと2巻で終わるが、どのように『BLUE GIANT SUPREME』につながるのかが楽しみだ。2018/06/08
しいたけ
52
前巻で大物からケチョンケチョンに言われた雪祈。受け止め這い上がろうと苦悩している。ライブ後急いでいてサインを断ってしまったおじさんの仕事を、垣間見る。人々の大切な日常を思い知る。だが、雪祈とて粗末なアパートに住み、工事現場で働き、すべてをジャズにそそぐ日常を送っている。あそこまで批判される謂れはない。ライブのソロの真剣勝負の絵にくらくらする。雪祈のシャワーシーンにも、くらくらする。2016/09/07