ビッグコミックスオリジナル<br> どうらく息子 〈第13集〉

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ビッグコミックスオリジナル
どうらく息子 〈第13集〉

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  • サイズ コミック判/ページ数 209p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784091871800
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C9979

出版社内容情報

銅ら治、破門になった元兄弟子と出会う!

『夏子の酒』『蔵人-クロード-』など、日本酒を扱った漫画作品を描いた人気漫画家・尾瀬あきらによる意欲作も円熟の第13集です。
今回は二ツ目に昇進した主人公・銅ら治が、与えられた楽屋働きをしていればよかった前座時代には感じなかった、自分がやるべき道を見失う二ツ目ならではの問題に直面します。
今回も落語演目「二階ぞめき」のほか、「やかんなめ」「佃祭」など有名な噺が漫画で登場。落語ファンはもちろん、落語を聞いた事がない人にも落語の内容が分かると評判です。落語監修をつとめるのは今や人気落語家のひとり柳家三三師匠。巻末おまけまんがもあり、雑誌で読んでいる方にも、新しい発見のある一冊です。

【編集担当からのおすすめ情報】
やれと命じられたことをやるだけだった新人時代を卒業して、自分で仕事を見つけなければいけないようになったら、何をしていいか戸惑う…そんな部下や後輩はいませんか?
銅ら治が歩く修業道は落語家の修業でありながら、人としての修業でもある。
。落語家修業の物語ではあるが、サラリーマンの育成物語にも通じます。人を育てたいなら「どうらく息子」をご一読ください。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Y2K☮

30
名作落語マンガも、もう13巻。今回は吉原を舞台にした、ややシュールな「二階ぞめき」と情けは人の為ならずを地で行く「佃祭」が印象深い。小説が文章だけで全てを表現する様に、落語は話だけで聴き手の頭の中に華やかな景色を描き出す。素晴らしい。肩肘張らずに楽しめるのもいい。日曜の早朝寄席なら気軽に入れるかな。師匠から破門され、その後第二の人生でしっかり頑張っている鉄楽のエピソードも心に刺さった。「食らいついてでも離れないっていう気力はねぇのか!」という小ゆめへの叱咤は、あっさり夢を諦めたかつての自分に向けたものか。2015/09/06

はつばあば

21
修行というか道を究めるのは並大抵のものじゃない。自惚れが、煽てられるのが・・道を阻む。2015/08/28

ぐうぐう

11
師弟の強い絆。しかし、強いからこそ、信頼を失ってしまったときの綻びは、取り返しが付かないほどに大きくなる。銅楽師匠の三番目の弟子であった鉄楽は、その信頼を損ね、一門から破門される。それから何年も経ち、銅楽はある居酒屋で店長をしている鉄楽と再会する。「破門は一人の人間の生きる選択肢を一つ奪うことだ」。銅楽の言葉である。破門されるほうも辛いが、破門するほうも覚悟のいることなのだ。居酒屋での再会は、そんな二人の関係を再び結び付ける。それもまた、絆の強さゆえだ。2015/09/02

刷子筆男

1
落語家の「暮らしの辛さ」「しきたりの辛さ」そして「破門」にまで突っ込んだ巻。辛い話が多いのに、落語そのもの同様のどこかしら滑稽さもあり、目が離せない。大河として続いて欲しい良作。2015/09/06

おりひら

0
なんとも芸の道の大変さよ。それにしても女性陣の話しが弱いな~。2016/03/13

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