出版社内容情報
身に覚えのないスピード違反で捕まってしまった気弱な大学生・千葉浩二。どうしても納得できない彼は、負け戦を承知で裁判に打って出る。良心と誇りにかけて、警察と国家権力に噛みつく若者の行く末は!?
▼第1話/赤い閃光(フラッシュ)▼第2話/正式と略式▼第3話/泣き寝入りの味▼第4話/ニセ裁判▼第5話/意見の聴取▼第6話/聴聞官▼第7話/検察官▼第8話/起訴状▼第9話/弁護士登場!?▼第10話/否認なんて非常識!?▼第11話/第1回公判▼第12話/法廷という舞台▼第13話/警察官尋問●主な登場人物/千葉浩二(貧乏なのに田舎の親に仕送りしている感心な神保大学4年生。いわれのないスピード違反容疑で捕まってしまうが、自分に嘘はつきたくないという信念のもと、裁判に持ち込む)、安西紅葉(通称モミちゃん。神保大のアイドル的存在だが、交通取り締まりマニアという妙な一面を持っている法学部生)、若宮五月(24歳の新米弁護士。美人でスタイル抜群)●あらすじ/友人・藤島の車に乗り、高速道路を70キロ程度で走っていた千葉は、ほんの一瞬赤い光に照らし出された。どうやらスピード違反の無人式自動速度取締機にひっかかってしまったらしい。同乗していた藤島は、せいぜい20キロオーバーだから心配ないと言い、千葉もそれを聞いて安心する。だが、後日千葉は警察から連絡を受け、出頭。「速度111 キロ。速度超過61キロ」と言われ大ショックを受ける。それを認めてしまえば、免停