ビッグコミックススペシャル<br> リボン

電子版価格
¥759
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

ビッグコミックススペシャル
リボン

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ コミック判/ページ数 195p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784091848178
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C9979

出版社内容情報

かけがえのない命が失われる瞬間、人は何を見るのだろうか…? 「ビッグコミックスピリッツ」増刊に掲載された、“愛”と“死”をめぐるオムニバスシリーズ!!

▼第1話/死出の旅路▼第2話/飛行少年と呼ばれて▼第3話/彼女の思い出▼第4話/遺されしもの▼第5話/生きててよかった▼第6話/ゴーストタウン▼第7話/銀河鉄道の帰途▼最終話/未然の少女A●あらすじ/職なし、彼女なし、趣味なし、友人なし…。生きる意味が見いだせない31歳の男性・ナイトウが、ある日、自殺サイトで目にした「人を殺してみたい」という書き込み。そこで「私を殺してくれませんか」と返信したところ、軽いノリでOKとの返事が届く。待ち合わせ場所に現れたハンドルネーム「ひるね」は、なんと14歳の女子中学生で…(第1話)。●本巻の特徴/飛び降り自殺に失敗して入院する少年・鳥羽を、“わたしも飛んでみたい”という少女・鷺沼が見舞いに訪れる「飛行少年と呼ばれて」。片想いの相手が交通事故死したことを嘆く少年・笹野の前に、その娘が幽霊となって現れる「彼女の思い出」など、俊英・榎本ナリコが“死”をテーマに描くオムニバス短編集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

むーむーさん

8
「死」をテーマにした短編集。読んでて少しだけ死が身近に感じられたような気がしたがこれってあぶないのだろうか?2015/08/08

こたた

3
力がある。画風と作風が合致しているのが作家の強み。「死」というテーマは活字ではありふれすぎており、『リボン』のお話も文字に起こせば目新しいものではない。しかし、本作についてはまるで退屈しなかった。それどころか随所に奥深い情緒を感じずにはいられない。文字から空想するのと違い、絵にはやはり具体的な破壊力がある。蠱惑的、あるいは儚い少女の吸引力を利用し、読者を一瞬にして感情移入に持ち込む技術に舌を巻く。感性が強い作家で、それは絵にも表れている。必要に応じて多彩なアングルで描くアイデアと意気にセンスの良さを見る。2012/12/20

xxxkayuxxx

3
ちょっとだけ死んでみて、生きる価値を感じてみる。全編最後はわずかに希望の光があって、僕にはすこし、眩しい。2011/12/15

クマリカ

1
センチメントの季節/センチメントの行方で知られる作家さん。 両作は空虚な生を性を通じて描いていた。 性は刹那濃密な生をもたらすけど、少し自己を手離すため死に近づく面を持つ。 本作は空虚な生から死を直視している。 結局生きる意味は自己からは隠されていて解らず、他者からは生きる価値を見いだされるのではないかと作者は後書きでおっしゃってる。 生死性に関する長年の考察が結実して名作だと思う。 強くおすすめします。2020/09/07

ソラ

1
飛び降り自殺に失敗して入院する少年・鳥羽を、“わたしも飛んでみたい”という少女・鷺沼が見舞いに訪れる「飛行少年と呼ばれて」。片想いの相手が交通事故死したことを嘆く少年・笹野の前に、その娘が幽霊となって現れる「彼女の思い出」など2012/05/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/52396
  • ご注意事項