出版社内容情報
まったくの初心者ながら、佐倉神城高校剣道部に入部した長門烈。ひ弱な自分に別れを告げ、新しく生まれ変わるために烈は必死に闘い続ける。
▼第1話/おれたちがついてる▼第2話/近寄れない▼第3話/笑われるぜ▼第4話/やる! やってやる!!▼第5話/やられるっ!!▼第6話/あきらめてください▼第7話/勇気をください▼第8話/まわりを見ろ▼第9話/恐怖…?▼第10話/奇跡は…起きた▼第11話/烈●登場人物/長門烈(佐倉神城高校1年。先輩の阿南に影響を受け、剣道部に入部する)阿南俊(佐倉神城高校2年。剣道歴は8年の二段。昨年インタ?ハイに出場し、個人ベスト8。団体戦では中堅を務めている)●あらすじ/インターハイ神奈川県予選。決勝リーグの事実上の決勝戦ともいえる佐倉神城と天宝院との戦いは、ついに代表戦へともつれ込んだ。それぞれの代表は天才・古橋と、限界の見えない成長力を持つ烈。彼は、仲間達の想いを背に、再び奇跡を起こすべく、代表戦へ挑む。(第1話)▼古橋は、烈に初めて会った時のことを思い出していた。まだ初心者にもかかわらず、真剣での勝負で本気で打ちこんできたのは、烈が初めてだったのだ。そして、佐倉神城が、試合の度に成長を続ける彼に賭けたのだということも、古橋にはわかっていた。しかし試合が開始されるとまもなく、烈は相手の凄まじいまでの殺気にたじろぎ、一度も竹刀を交え