ビッグコミックス<br> Masterキートン 〈12〉 赤い風

ビッグコミックス
Masterキートン 〈12〉 赤い風

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  • サイズ コミック判/ページ数 208p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784091828521
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C9979

出版社内容情報

考古学者にしてオプ(探偵)。元SAS(英国特殊空挺部隊)のサバイバル教官。さまざまなキャリアを持つ男・平賀=キートン・太一が、世界をまたにかけ、保険調査員として難事件に挑む、知性派サスペンス!!

▼第1話/カタルーニャに乾杯▼第2話/狂った太陽▼第3話/オプの生まれた日▼第4話/永遠の楡の木▼第5話/赤い風▼第6話/赤き哀しみ▼第7話/空へ・・・▼第8話/靴とバイオリン●登場人物/平賀=キートン・太一(母は日本人、父は英国人、英国国籍所持。オックスフォード大学出身、胡桃沢大学「考古学」講師兼フリーの保険調査員。元SASサバイバル教官)●あらすじ/オリンピック開催を控えたバルセロナで、キートンはSAS時代の教官ウイリアム・カーチスと出会う。しかし彼は仲間を殺してしまった罪悪感から酒びたりになっていた……。(第1話)。▼より良い研究環境を求めてリビアへ行こうとしている元ソ連の核科学者ボリス・サゾーノフ。幼なじみのセルゲイは彼を止めようとするが耳を貸そうとしない。そのうち、優秀な科学者がリビアへ入る事を恐れたイスラエルの秘密諜報機関モサドが、ボリスを付け狙いはじめた……(第2話)。●本巻の特徴/第3話では、キートンとダニエルが一緒に仕事をすることになったきっかけが明かされる。●主な登場キャラクター/ダニエル・オコンネル(第3話)、平賀太平・百合子(第7話)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あん

68
お気に入りさんからの借り物です。マスターキートンは、どの巻もかなり重めの内容なので、1冊読むのにかなりの時間を費やします。「オプの生まれた日」というお話を読むと、主人公のキートンがなぜ、保険調査員(オプ)になったのか、また、どうやってダニエルと巡りに会ったのかがわかります。「赤い風」というお話は『友情』がテーマです。旧ソ連からロシアへの変遷期のちょっと悲しい話ですが、登場人物たちの友情は紛れもなく本物で、だからこそ心に響きます。マスター・キートンは普段マンガを読まない人にも読んで欲しい、いい作品です。2015/03/24

Y2K☮

30
狙ったわけじゃないがロシアの話が多数登場。さらに狙ったわけじゃないがチェルノブイリの話題まで。原爆と原発の是非は分けて考えるべきかもしれない。だが取り返しの付かぬ惨劇を招きかねない点では同じ。核武装による軍事力の均衡ではなく国際法を遵守させること(=破った国への非軍事的、主に経済的制裁の強化)の徹底で侵略戦争を抑止できないか。平和を守るためには軍が必要。でも核武装に関してはまだ結論が出ない。あと最後の「靴とバイオリン」はよくある設定だけどいい話。お金になるならないではなくこういうファンこそ大事にしないと。2022/03/10

眠る山猫屋

22
再読。ダニエルとキートンの出会いが描かれる短編も入っている12巻。白眉は『赤い風』。この連作が切なくやるせない。子供の頃の約束を守れなかった三人の末路。何が悪かったのだろう、何が三人の人生を狂わせたのだろう。最後まで約束を守ろうとしたのが、三人の中で一番日陰を孤独に歩んできた彼だったなんて。最後の『靴とバイオリン』もチャップリンの名作を彷彿させる、切なくも爽やかな傑作。2016/05/06

ツキノ

17
今回も読みごたえあり。「オブの生まれた日」は失業していたキートンがなぜ保険の調査員になったかがわかる。12巻にして今、なのだね。太平さんも百合子ちゃんも登場する「空へ…」もいい。2021/11/07

剛腕伝説

16
完全版の何巻かとモロダブってる。図書館本は手にとって事前チェックできないから、あるあるですね💧2021/09/05

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