ビッグコミックス<br> Masterキートン 〈8〉 豹の檻

ビッグコミックス
Masterキートン 〈8〉 豹の檻

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  • サイズ コミック判/ページ数 210p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784091816986
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C9979

出版社内容情報

考古学者にしてオプ(探偵)。元SAS(英国特殊空挺部隊)のサバイバル教官。さまざまなキャリアを持つ男・平賀=キートン・太一が、世界をまたにかけ、保険調査員として難事件に挑む、知性派サスペンス!!

▼第1話/豹の檻▼第2話/カルーンの鷲▼第3話/アナトリアの蟻▼第4話/死の都市の蠍▼第5話/井戸の中の鼠▼第6話/賭けの王道▼第7話/禁断の実▼第8話/西から来たサンタ●登場人物/平賀=キートン・太一(母は日本人、父は英国人、英国国籍所持。オックスフォード大学出身、胡桃沢大学「考古学」講師兼フリーの保険調査員。元SASサバイバル教官)●あらすじ/学術調査のためにバグダッドを訪れていた英国王室のリチャード殿下が消息を断った。彼を人質に取ろうとしたイラク兵の急襲を逃れ、イラク国内に潜伏しているらしい。しかし、重大な問題が発生した。彼は糖尿病の薬がなければ生きられないのだが、手持ちの薬はあと5日分しかない。5日以内に救出しなければ彼は死んでしまう。緊急事態に陥った英国政府は、日本にいるキートンの元へ大使を派遣する……(第1話)。▼リチャード殿下の友人でもあるキートンは、彼を救出するためにバグダッドに潜入。一方、リチャード殿下は救出者と落ち合うために隠れ家脱出を試みる。しかし焦った彼は一人のイラク軍兵士をひき殺してしまう。その兵士が“カルーンの鷲”と恐れられた戦車部隊の隊長の息子だったことから……(第2話)。●本巻の

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Y2K☮

31
湾岸戦争に材を取った「豹の檻」シリーズが投げ掛ける問いの意味。大勢を救うためなら少数の犠牲はやむを得ないのか? その理屈は大勢の側、つまり己と己に近しい存在が犠牲にならない安全圏にいると確信している者だから云えること。開戦を叫ぶ政治家が戦場で武器を取らないのと同じだ。今、医療現場やスーパー、その中のテナントなどで働く人たちは疲れ切っている。コロナではなく押し寄せる人の波で潰されそうになっている。大勢の生活や国の経済を守るためなら彼らの健康が脅かされてもいいのか? ノーフォーク公の決断こそ著者のメッセージ。2020/04/11

Nyah

28
イラク・クウェート戦争。情報戦/日本にいるキートンに英国大使が。「Mr.タイチ・キートン・ヒラガ お迎えにまいりました。女王陛下たってのお望みです」学術調査でバグダッドを訪問中の英国王室のリチャード殿下(スパイ:英国政府の裏の仕事にはいつも王室が機密処理の為使われていた)が消息不明に。イラク兵が彼を人質にする所を逃げ、イラク国内に潜伏している様子。しかし彼は重度の糖尿病で手持ちの薬はあと5日分。キートンは英国最高の救出者として選ばれたのだ。そして相変わらず格好いい。2020/11/09

眠る山猫屋

20
再読。『豹の檻』に始まる連作が印象的だ。冷徹な歴戦の勇士がキートン一行を追い詰めて行く様、後半は反撃するキートンの知略が描かれている。人間臭いキートンの言動が凍てついた軍人の復讐心を抑えられるのか。あと三丁目の高橋さん、ウザいですよ。だから犬にも愛想尽かされるんです。2016/05/05

ツキノ

13
1991年6月発行。大学時代の友人で英国王室のノーフォーク公のセイバーとしての依頼でバグダッドへ。父のMrヒラガ、ロンドンでイカサマ師に?トリカブトならぬベラドンナでの毒殺、そしてドイツと日本のクリスマス。戦争、東西ドイツ統一、ほとんど同時代に書かれれていたのでは?凄いな。2021/07/12

はすのこ

11
1~8.全巻読破しようと試みたが、思いの外、疲れるので8巻まで。話の一つ一つが恐ろしく濃い。情報量が多く、話としての完成度も高いし、オチも用意されている。感動できる話も多い印象。こんな漫画は早々出会えない。情報量の多さに思わず攻殻機動隊を思い出す。間違いなく傑作です。2016/01/10

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